第3272回で昔ながらの帆と太陽電池の組み合わせた船を考えるべきと書きましたが、電動漁船なるものが研究されているそうです。
燃油高乗り切れ 電動漁船開発へ“出航” 2008/10/
電気自動車を研究している民間企業「イーブイキモト・ラボラトリー」(大分市)がこのほど、燃油高に苦しむ漁業者に活用してもらおうと、沿岸用の電動小型漁船開発に乗り出した。
まずは電気自動車で使用するリチウムポリマー電池を改良し、耐水性と小型・軽量化を両立させて1時間の試験運航に成功した。
充電費用が安い半面、実用化には電池の出力や駆動時間の向上など課題はまだ多い。だが、木本茂夫代表は「燃油の代替策として有効性は高い」と強調し、来春までの実用化を目指している。
木本氏は元日本文理大教授。電気自動車の性能を公道で競う「四国EVラリー」で軽自動車部門8連覇という実績を持っている。
改良電池は重さ約60キロ、出力は約7.5キロワット。200ボルトの家庭用コンセントから5時間で充電でき、深夜料金であれば費用は40円程度という。
今月実施した別府湾内での試験では、小型漁船(0.5トン)をモーターで動かし、平均15ノットで1時間航行できることを確認。今後、実用レベルの約30キロワットを出せる電池と省電力モーターを開発する計画だ。
なるほど電動漁船とは面白そうです。これに帆と太陽光発電を組み合わせれば面白いものができそうですね。
これを発展させて貨物船にも応用して行けば、海運の世界も様変わりするかもしれません。もしかしたら、海運が省エネの先端ということになり世界の貿易は船の天下になるかもしれません。
燃料バカ食いの飛行機なんてものは恥ずかしくて乗れなく無くなって船旅の復活なんてことにもなるかもしれません。
実現しないかな!