第3297回でコンビ二の深夜営業規制に反対しているのは一円でも売り上げが上がれば利益の上がるシステムを取っている本部であって、一部の利益の上がっている加盟店以外は本当は深夜営業なんてしたくないのに違いないと書きました。
本部のあがきはいよいよ酷くなってきているようです。
24時間営業維持へ変身 コンビニ“売り”は省エネ 2008/10/4
コンビニエンスストア各社が地球温暖化防止に向けたCO2(二酸化炭素)排出量削減の取り組みを加速している。ローソンは東京大学と店舗の消費電力を削減する実験をスタート。セブン-イレブン・ジャパンは省電力のLED(発光ダイオード)を使用した看板を導入予定だ。環境対応は企業の社会的責任の一環という側面に加え、一部の自治体で地球温暖化対策から24時間営業の自粛を求める声が上がっており、環境保護の姿勢を改めて消費者にアピールすることで、こうした動きを牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。…中略
■悪者扱いに危機感 対応加速
8月に京都市が「環境にやさしいライフスタイルを考える市民会議」を設置して、コンビニの深夜営業のあり方や規制の議論を開始したことで、24時間営業への風当たりが再び強まっている。コンビニ業界も参加を要請されたが、日本フランチャイズチェーン協会は、規制ありきの「会議そのものに納得できない」と今月2日、正式に参加拒否の意志を明確にした。一部地域でも仮に自粛が実現すればビジネスモデル自体が崩れ、経営への影響は計り知れない。 …以下略
LEDなどで省エネに力を入れるのは大賛成ですが、それと深夜営業とは関係ないと言えば言い過ぎでしょうか。省エネに努力することは当然であって、その上に深夜営業を止めればもっと省エネになるだけのことです。それに、深夜営業の中止は省エネ以上に、コンビ二で働く人が昼間働いて夜は寝るという本来の生活に戻れるという最も大切なことが根本にあるはずです。
もちろんコンビ二だけを目の敵にするのではなく、そうした本来の人間の生活を取り戻すために夜中に働くことを当たり前とする風潮をやめさせることが大事なのです。そのためには、工場の交代制なども当然止めるべきです。
夜は寝ましょう!