一昨日は、落葉との際限のない戦いに思わず設計者に八つ当たりをしてしまいましたが、偶然でしょうか面白い記事を見つけました。
18日、読売新聞 コラム「四季」 長谷川 櫂より
なかなかにきよめぬ庭はちりもなし風に任する山の下庵(したいお) 北条氏康
「なかなかに」とは「かえって」という意味。掃除などしないで風に任せておけば、塵(ちり)も溜(た)まらない。なまじっか人が手を加えるより、万事、自然に任すべし。北条氏康は戦国時代の小田原城主。世のものぐさの方々にはありがたい一首。
いや~、良いですね。小ざかしい人間の手を入れるより万事自然に任せましょう。現代の社会にはこの精神が欠けていると思うのは私だけでしょうか。
見た目の外観を綺麗にして設計士が自分の仕事を誇りたいのでしょうが、コンクリートやアスファルトで周りを囲んで自然も無いものです。どうせやるなら回りも土にして本当の自然に任すべきでしょう。
尤も、そんな余裕は今の世の中には無いのでしょうね。しかしながら、環境ということを考える時代になってきた今、こうした設計も考え直すときが来ているのじゃないでしょうか。
なんて解ったような事を言ってますが、単にものぐさで掃除がしたくないだけなのかもしれません。
それにしてもこんな面白い詩(?)があったとは全く知りませんでした。やはり教養が無いのはさびしいですね。
参考:ウィキペディア(Wikipedia)より
それにしても、落葉の鬱陶しさ!