太陽光発電設備の価格の下落が進ん でいるようです。ネットでのCMにもキロワット当たり20万円半ばのものも見えます。もちろんこれはメガソー ラーなど大規模なものが中心です。そんなに安くなるほどパネルの値段も下がってきたというより過当競争のような 気がします。
そんな安値の中でも驚くような記事がありました。これは衝撃的です。
ValuePress! [ プレスリリース 配信サイト ]より 2013年9月20日
648 万円で49kw太陽光発電システムをバイタルフォースが販売開始
産業用太陽光発電システム を取り扱うクラベール(株式会社バイタルフォース)は独自ブランド「アマテラス・ソーラー」で太陽光発電システ ムの販売を開始した。同ブランド商品は49kw台の太陽光発電システムが648万円という低価格であることが最 大の特長。
産業用太陽光発電システ ムを取り扱うクラベール(株式会社バイタルフォース)は独自ブランド「アマテラス・ソーラー」で太陽光発電シス テムの販売を開始した。同ブランド商品は49kw台の太陽光発電システムが648万円という低価格であることが 最大の特長。業界最安値水準とし、価格に自信を見せる。(同社澤井代表)
アマテラス・ソーラーで採用された 太陽電池モジュールはカナディアン・ソーラー社製となり、第三者機関JET による認証基準を満たすことが証明されている他、テュフ・ラインランドが定める「PID」においてすべての 基準値をクリアし認証を取得している。また25年間の出力保証を設けるなど信頼性が高い。
また、パワーコンディ ショナーは国内メーカーで採用実績も豊富な田淵電機社製品を採用。
自由度の高い設計を可能 にするため、架台は別売りとしている。
同社は仕入れ先への発注 量増加に伴い低価格化を実現した。今後も同ブランドで価格的に魅力のある製品を提供していきたいとしている。
参考: アマテラス・ソー ラー
これはキロワット当たり13万円 ちょっとになりますから幾ら設置費用が別と言っても驚きです。設備業者の知り合いや、自分でやれる人ならキロ ワット当たり20万円くらいあればできそうな感じです。
スマート ジャパンより 2013年09月25日
架 台を分離した太陽光システム、49kWで648万円
・・・略
なぜこのような販売形態を採るのだ ろうか。「50kW前後の地上設置型(野立て)太陽光発電システムを導 入しようとする事業主は、工事業者にシステムの見積もりを取ることが多い。すると割高な価格を提示されてし まう。なぜなら工事業者は建設能力が高いものの、部材の仕入れにはあまり力を発揮できていないからだ」(バ イタルフォース)。
工事業者が安価な部材の組み合わせで あるアマテラス・ソーラーを導入し、業者ごとの設計・建設ノウハウを生かす。それにより、顧客案件ごとに最適で コストを抑えた太陽光発電システムを販売できるという考え方だ。それでは個人は販売対象になっていないのだろう か。「個人にも販売する。各地域の工事業者と提携しており、紹介できるからだ」(同社)。
基礎工事と架台の費用がどの程度にな るかは、どのような土地にシステムを設置するかによって異なる。水平で堅く締まっており、正方形に近い形状の土 地に設置する場合は、コンクリート基礎ではなく、単管(パイプ)を打ち込み、その上に架台を組み上げる形を採る ことができるという。「この場合は設計と工事を合わせて1kW当たり8 万円以下で仕上げることができる」(同社)。従って、工事費用は400万円以下ということになる。…以下略
工事費がキロワット当たり8万円と すればやはり21万程度で収まりそうですね。これは本当に衝撃的な価格ですね。
今は極端な価格としても、こうしたものが出てくるようになったということはこれからも価格破壊が進み、 近い将来現在の火力発電との競争にも勝てるようになる可能性が出てきたのじゃないでしょうか。
自然エネル ギーの時代はそこまで来ているのかも!