第 5146回の「JRの闇がいよいよ表に」で徐々にJRの組合問題が取り上げられるようになってきた と喜びましたが、ここに来て、意外なところからも出てきているようです。あの組合問題には触れたくないと思われ る朝日の系列の週刊誌です。
杜父魚 文庫ブログより
アエラが JR北労務の甘さを指摘 古澤襄 2013.10.19
自殺したJR北の社長 遺書に書かれた意味深な言葉
腫れ物にさわる様にメデイ アは触れないが、「アエラ(AERA 朝日新聞出版)」がJR北の労務対策の甘さを指摘している。週刊朝日の相次ぐ不祥事には、呆れてものも言えないが「アエラ」の奮闘は評価していい。
<列車火災に脱線事 故、レール異常の放置。JR北海道の不祥事が止まらない。人の命を預かる鉄道会社として、もはや失格だろう。 「乗客の安全最優先」を共有できているのだろうか。
ほかの鉄道会社と比べ ても、JR北海道で突出して事故が起きているのは事実だ。その問題の根底に流れる組織的な弊害として指摘されて いるのは、大きく二つある。社内規律が守られていないこと、そして職場のコミュニケーション不全だ。そこに労組 の存在が大きくかかわっているようだ。
そもそもJR各社は、 西と東で主要労組が分かれている。JR北海道は、JR東日本とともに「JR総連」傘下の組合が強く、JR東海以 西は「JR連合」傘下の組合が強い。JR総連は、旧国鉄時代に運転士らで組織された「国鉄動力車労働組合」(動 労)の流れをくみ、一方のJR連合は1992年、このJR総連から「旧鉄道労働組合」(鉄労)系が脱退する形で 誕生した。以来、両者は激しく対立してきた。
JR北海道の場合、最 大労組の北海道旅客鉄道労働組合(JR北海道労組)は、全社員約7千人のうち、実に、管理職を除く84%が加入 する圧倒的な数を誇る。それだけに会社側は、その対応に神経をすり減らしてきた。その端的な例の一つが、アル コール検知問題だ。
JR北海道は2008 年11月、アルコール検知器を導入し、運転士・車掌に乗務前の検査を呼びかけた。ところがJR北海道労組は、検 査は強制ではないとして、組合幹部らが「前日に飲んでいなければやらなくていい」という理由をつけて拒否し続け たという。11年10月には朝日新聞がこの問題について、検査を義務化していないのはJR各社のなかで北海道だ けだと報じた。
「それでも会社は『乗 務員の自主性を重んじながら取り組みを進めたい。検知器の使用を全員に強制することは検討していない』などと組 合にすりよった。会社は組合との対立を避けるため、腰が引けた対応に終始してきたのです。ようやく検査が義務化 されたのは、昨年のことでした」(JR北海道社員)
さらに11年5月に起き た石勝線脱線事故では、火災などによって79人の負傷者を出し、国交省から事業改善命令を受ける事態となった。 そして、その4カ月後、事故対応を進めていた当時の中島尚俊社長が自殺した。社員に向けた遺書には、
〈「お客様の安全を最 優先にする」ということを常に考える社員になっていただきたい〉
と書かれていた。その真意 はわからない。しかし、自殺直後の記者会見でも、背景に「労使関係」があるのではないかとの質問が出たのは、偶 然ではなかろう。(※AERA 2013年10月14日号) 杜父魚文庫
だんだん闇が明らかになってきている ようです。戦後の日本をここまでおかしくした一方の責任者でもある過激な労働組合運動に国民が気が付けば、左翼 の一角を退治できるかもしれません。
組合自体は私も必要だとは思っていますが、反対の為だけの組合は評価できません。ましてや、人の命をな いがしろにするような組合は撲滅すべきでしょう。
日本にはまだまだこうした闇に隠れた過激な労働組合が沢山残っているようです。これらを一掃できればか なりまともな日本が見えてくるかも。
それにしても、左翼といい、中・韓といい日本は本当に敵だらけですね。こうした敵の息がかかった相手と 戦うのですから安倍さんも並大抵の苦労じゃないのは解りますが、やはり、どこまで日本の再生に取り組む気持 ちがあるのか知りたいところです。
何とか裏切ら ないで!