何時もの宮崎さんのメルマガは、読者の声に面白いと言うか勉強になるものが多い。これも宮崎さんが選ばれているのでしょうからやはり素晴らしいのでしょう。
「非倫理的」な日常的経済・金融活動
と言うことで、今回読者の声から二つ興味深いものがあったので取り上げます。
一つは、あのマスクの大半がChina製になっている理由です。何と前回の騒動の時に日本のメーカーが増産したが、終焉語、日本の医師会が安いChina製に切り替えたのだそうです。つまりは、医師会にメーカーの増産への感謝もなかったし、又、同じことが起きるという危機感もなかったということでしょう。自業自得じゃないでしょうか。
もう一つは、戦後、世界が「非倫理的」な日常的経済・金融活動をしてきたことに何の罰も与えず認めてきたことがChinaを育て今回のChina肺炎危機を齎したというものです。
まさに言われる通りでしょう。全ては自業自得が齎したChina肺炎危機と言えるでしょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和二年(2020)4月11日(土曜日)弐 通巻6445号
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
(読者の声1)
新型コロナウイルスに関する情報もほぼ出つくし感があります。ダイヤモンド・プリンセスでの日本の対応を非難 した欧米諸国のメディアは自国がそれどころではない惨状なのに、それでも日本を貶めたいらしい。
安倍総理の緊急事態宣言に関する記者会見で終了と宣言したと同時にイタリア人記者が強引に質問をねじ込んできました。
極左で「赤い旅団」の弁護士、菅直人総理の特別顧問という経歴のピオ・デ「非倫理的」な日常的経済・金融活動ミリア氏はクルーズ船のときも日本の対応を批判して いる映像が残っています。つまり日本のメディアも野党も世界中で左翼つながりということが丸わかり。
菅直人といえば福島の原発事故のあと超法規的措置で安全な原発まで止めてしまい、いまだに原発再稼働の目処がつかない状況 が続いています。
日本破壊工作員が首相に上り詰めるなどお笑い草ですが、今の韓国は十年前の日本なのかもしれません。
戦後政治が安全保障はアメリカに丸投げ、経済一本やりでジャパン・アズ・ナンバーワンと浮かれた先にプラザ合意による円高 とバイアメリカン法案で対米輸出は急ブレーキでした。
今のアメリカを見ていると対中強硬策は当時の対日強硬策と同等かそれ以上かもしれません。まさに経済戦争であり見えない戦争 です。
日本は独立回復時に憲法を改正しなかったばかりに背筋が一本通った国ではなく軟体動物のような腑抜けた国に成り下がったの でしょうか。
ダイヤモンド・プリンセスの検疫でも厚労省が感染者をだしたのに対し自衛隊は一人の感染者もださなかった。
国防という観点からすると検疫や入国管理など防衛省の管轄でいいように思えます。他国では入国管理は軍の管轄のところも多数 あります。
治山治水といった国家百年の計もまた国交省から防衛省の管轄に移してアメリカの陸軍工兵隊のように少数の軍人と多数の軍属に よる組織にすれば普段は地域密着、緊急時には全国展開可能といったことも柔軟にできるのではないでしょうか。
今回のウイルス騒動でマスクから防護服までコスト優先で中国製ばかりだっ「非倫理的」な日常的経済・金融活動たのがアダになりました。
前回の新型インフルエンザでは国内メーカーがマスクを増産したのに、その後医師会が中国製に切り替えたためラインの増設が無 駄になり、今回のウイルス騒動でも政府の買取り保証がなければ増産はできないとなったのだとか。
だからこそ各世帯にマスク二枚を配布ということなのかもしれません。価格を別にすれば世界で工業品の自給自足体制がとれる数 少ない国の一つが日本です。長年のデフレで財務官僚はコストカットしか考えていないのかもしれない。
だからこそ自衛隊の制服も中国製にしろなどという声もでてくるのでしょう。医療や国防に関連する分野の製品は政府の調達を日 本製に限るバイ・ジャパン法案があってしかるべきでしょう。
ついでに政治についてはノイジー・マイノリティの野党対策のためにも選挙区と比例区の重複立候補の禁止と比例区の得票に5% 条項を設けて泡沫政党は排除するのがいいように思えます。
(PB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)「自衛隊の制服も中国製」? なら中味も中国人? という三段論法になりますね。
(読者の声2)
「雨降って、地固まる」とは、嵐という危機を利用して基礎を強める、通常の晴の天気では欠点が見えないから だ。
今、世界が武漢菌という嵐のため、全ての脆弱な経済基礎構造が公にされてしまい、例によって「とりあえず」応急処置をしてい る。
嵐は定期的に来て、1990年の日本の嵐は特に酷く、2000年、2008年、そして今、と来る度に「想定外」であり、根本 問題は論議されず、取り敢えず「痛み止め」を大量に与えるため、患者の体力も健康も益々弱く悪くなった。
経済学とは自然科学とは違い、主に人間の心に関する研究であり、心理学、動物生態学、社会学などに近い。
近年、特に無視されてきた点は、人の倫理との関係である。経済危機が来る度に、「モーラル・ハザード」という聴き慣れない言 葉がかつて出てきた。「非倫理的解決策は危険だ」という意味であるが、意訳すると、「懲悪勧善」の反対はいけません、悪が蔓 延り、正直者が損をする仕組みは、経済、国家を破壊する。
しかし現在、世界中で政府が競って、悪を救い、善をこらしめる、政策を採っている。
子供を育てた親は理解するが、甘やかされ、さて、日本人は目覚めるでしょうか!罰せられないと子供は、正しく「懲罰の法則」を理解し、益々大胆に大規模に振舞 い、犯罪者に成長する。
倫理に欠ける経営者は、自己利益の為に危険だが儲かる賭けに手を染める。たまに来る嵐には、政府が即座に救済・弁護してくれ るからで、過去の危険な賭けの責任は問われない。
そのように、過去50年間ほど世界の政府、企業、個人は「非倫理的」な日常的経済・金融活動をしてきた結果が今日の危機の背 景である。例外なく、政府は反射的に全面的に疑問・議論も無く、悪の救済を始めた。99%の経済学者も諸手を挙げて支持す る。
しかし、今回はその規模があまりに大きく、流石のバズーカ砲も、「あらゆる手段を使って」も解決できず、政府・中央銀行の限 界が露わになる、のではないか。それで、初めて、とうとう「地、固まる」
(KM生)
(宮崎正弘のコメント)二宮尊徳が残した箴言を思い出します。
「経済力のない道徳は戯事だが、道徳のない経済は犯罪である」。
やはり、ねずさんが昨日書いてくれた「★★金儲けのためなら何でもありという国からの脱却 」こそが日本が目指すべき道です。これが出来ないようでは日本の再生は到底むりでしょう。消滅するか最貧国への転落しかなさそうです。何時もの宮崎さんのメルマガは、読者の声に面白いと言うか勉強になるものが多い。これも宮崎さんが選ばれているのでしょうからやはり素晴らしいのでしょう。
「非倫理的」な日常的経済・金融活動
と言うことで、今回読者の声から二つ興味深いものがあったので取り上げます。
一つは、あのマスクの大半がChina製になっている理由です。何と前回の騒動の時に日本のメーカーが増産したが、終焉語、日本の医師会が安いChina製に切り替えたのだそうです。つまりは、医師会にメーカーの増産への感謝もなかったし、又、同じことが起きるという危機感もなかったということでしょう。自業自得じゃないでしょうか。
もう一つは、戦後、世界が「非倫理的」な日常的経済・金融活動をしてきたことに何の罰も与えず認めてきたことがChinaを育て今回のChina肺炎危機を齎したというものです。
まさに言われる通りでしょう。全ては自業自得が齎したChina肺炎危機と言えるでしょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和二年(2020)4月11日(土曜日)弐 通巻6445号
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
(読者の声1)
新型コロナウイルスに関する情報もほぼ出つくし感があります。ダイヤモンド・プリンセスでの日本の対応を非難 した欧米諸国のメディアは自国がそれどころではない惨状なのに、それでも日本を貶めたいらしい。
安倍総理の緊急事態宣言に関する記者会見で終了と宣言したと同時にイタリア人記者が強引に質問をねじ込んできました。
極左で「赤い旅団」の弁護士、菅直人総理の特別顧問という経歴のピオ・デ「非倫理的」な日常的経済・金融活動ミリア氏はクルーズ船のときも日本の対応を批判して いる映像が残っています。つまり日本のメディアも野党も世界中で左翼つながりということが丸わかり。
菅直人といえば福島の原発事故のあと超法規的措置で安全な原発まで止めてしまい、いまだに原発再稼働の目処がつかない状況 が続いています。
日本破壊工作員が首相に上り詰めるなどお笑い草ですが、今の韓国は十年前の日本なのかもしれません。
戦後政治が安全保障はアメリカに丸投げ、経済一本やりでジャパン・アズ・ナンバーワンと浮かれた先にプラザ合意による円高 とバイアメリカン法案で対米輸出は急ブレーキでした。
今のアメリカを見ていると対中強硬策は当時の対日強硬策と同等かそれ以上かもしれません。まさに経済戦争であり見えない戦争 です。
日本は独立回復時に憲法を改正しなかったばかりに背筋が一本通った国ではなく軟体動物のような腑抜けた国に成り下がったの でしょうか。
ダイヤモンド・プリンセスの検疫でも厚労省が感染者をだしたのに対し自衛隊は一人の感染者もださなかった。
国防という観点からすると検疫や入国管理など防衛省の管轄でいいように思えます。他国では入国管理は軍の管轄のところも多数 あります。
治山治水といった国家百年の計もまた国交省から防衛省の管轄に移してアメリカの陸軍工兵隊のように少数の軍人と多数の軍属に よる組織にすれば普段は地域密着、緊急時には全国展開可能といったことも柔軟にできるのではないでしょうか。
今回のウイルス騒動でマスクから防護服までコスト優先で中国製ばかりだっ「非倫理的」な日常的経済・金融活動たのがアダになりました。
前回の新型インフルエンザでは国内メーカーがマスクを増産したのに、その後医師会が中国製に切り替えたためラインの増設が無 駄になり、今回のウイルス騒動でも政府の買取り保証がなければ増産はできないとなったのだとか。
だからこそ各世帯にマスク二枚を配布ということなのかもしれません。価格を別にすれば世界で工業品の自給自足体制がとれる数 少ない国の一つが日本です。長年のデフレで財務官僚はコストカットしか考えていないのかもしれない。
だからこそ自衛隊の制服も中国製にしろなどという声もでてくるのでしょう。医療や国防に関連する分野の製品は政府の調達を日 本製に限るバイ・ジャパン法案があってしかるべきでしょう。
ついでに政治についてはノイジー・マイノリティの野党対策のためにも選挙区と比例区の重複立候補の禁止と比例区の得票に5% 条項を設けて泡沫政党は排除するのがいいように思えます。
(PB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)「自衛隊の制服も中国製」? なら中味も中国人? という三段論法になりますね。
(読者の声2)
「雨降って、地固まる」とは、嵐という危機を利用して基礎を強める、通常の晴の天気では欠点が見えないから だ。
今、世界が武漢菌という嵐のため、全ての脆弱な経済基礎構造が公にされてしまい、例によって「とりあえず」応急処置をしてい る。
嵐は定期的に来て、1990年の日本の嵐は特に酷く、2000年、2008年、そして今、と来る度に「想定外」であり、根本 問題は論議されず、取り敢えず「痛み止め」を大量に与えるため、患者の体力も健康も益々弱く悪くなった。
経済学とは自然科学とは違い、主に人間の心に関する研究であり、心理学、動物生態学、社会学などに近い。
近年、特に無視されてきた点は、人の倫理との関係である。経済危機が来る度に、「モーラル・ハザード」という聴き慣れない言 葉がかつて出てきた。「非倫理的解決策は危険だ」という意味であるが、意訳すると、「懲悪勧善」の反対はいけません、悪が蔓 延り、正直者が損をする仕組みは、経済、国家を破壊する。
しかし現在、世界中で政府が競って、悪を救い、善をこらしめる、政策を採っている。
子供を育てた親は理解するが、甘やかされ、さて、日本人は目覚めるでしょうか!罰せられないと子供は、正しく「懲罰の法則」を理解し、益々大胆に大規模に振舞 い、犯罪者に成長する。
倫理に欠ける経営者は、自己利益の為に危険だが儲かる賭けに手を染める。たまに来る嵐には、政府が即座に救済・弁護してくれ るからで、過去の危険な賭けの責任は問われない。
そのように、過去50年間ほど世界の政府、企業、個人は「非倫理的」な日常的経済・金融活動をしてきた結果が今日の危機の背 景である。例外なく、政府は反射的に全面的に疑問・議論も無く、悪の救済を始めた。99%の経済学者も諸手を挙げて支持す る。
しかし、今回はその規模があまりに大きく、流石のバズーカ砲も、「あらゆる手段を使って」も解決できず、政府・中央銀行の限 界が露わになる、のではないか。それで、初めて、とうとう「地、固まる」
(KM生)
(宮崎正弘のコメント)二宮尊徳が残した箴言を思い出します。
「経済力のない道徳は戯事だが、道徳のない経済は犯罪である」。
やはり、ねずさんが昨日書いてくれた「★★金儲けのためなら何でもありという国からの脱却 」こそが日本が目指すべき道です。これが出来ないようでは日本の再生は到底むりでしょう。消滅するか最貧国への転落しかなさそうです。
やはり、「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」としか言い様がなさそうです。
やはり、「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」としか言い様がなさそうです。
さて、日本人は目覚めるでしょうか!