アメリカがChinaに擦り寄るのでしょうか。それとも何か思惑があるのでしょうか。
米国国務長官がペキン訪問だそうです。宮崎さんが詳しく取り上げてくれています。
いずれにしても、ニセ大統領(バイデン)がまともな考えを持っているとは思えない。
さて、何があるのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)6月15日(木曜日)弐 通巻第7797号
米国務長官が五年ぶりに北京訪問へ
ドイツ、中国をシステム上のライバルと姿勢を硬化
ブリンケン国務長官が、17日から北京を訪問し、秦剛外相ら中国政府首脳と会談する。日程は確認されたが、北京で習近平との会談は現時点で確定していな い。国務長官の訪中は前トランプ政権のときポンペオが訪中して以来、五年ぶりとなる。これまでにも電話会談が行われたが、スパイ衛星撃墜以後、米中関係は 冷凍状態にあり、シンガポールでのオースチン国防長官と李尚福国防相との会談は、中国側が拒否した。
水面下ではバーンズCIA長官が秘密裏に訪中し、また五月初旬、のウィーンではサリバン補佐官と王毅前外相が会談を持ったことも確認されている。
ブリンケンは訪中目的を「紛争リスクを軽減する意思疎通のメカニズム構築」が重要だとし、「責任ある、開かれた対話ルートの維持」を強調している。
この間に南太平洋諸島が中国の外交攻勢で大きく揺れており、東シナ海、南シナ海では空軍と海軍の緊張状態が続いている。
ソロモンが中国企業に港湾近代化工事を発注したのは米国に対する曖昧な姿勢の象徴であり、前日までカート・キャンベル調整官がソロモン首脳と会談していた。
それゆえに米国は成果に泥を塗られたと認識した。一方でフィジーは反中首相が当選し中国との関係を見直すとした。パプアニューギニアでも同様な動きがある。
EUは、これまでの中国企業への制裁をおおきく緩和し、ロシアへ武器技術提供の疑いの濃い中国企業三社を除き、制裁リストを大幅に緩和するとした。
サプライチェーンの機能低下がEU経済にマイナスの影響があると判定した背景には親中派のフランスが中核にいると想定されている。
その一方でドイツは従来の親中路線を変更し、シュルツ政権は初めての安全保障戦略を策定して、そのなかで「中国はシステム上のライバル(制度的競合車)と明記した。
「我々の利益や価値観と矛盾する行動を中国は繰り返しており、政治的な目標達成のために経済力を武器として駆使している」とした。
冒頭のブリンケンは訪中後、イギリスへ飛んでウクライナ復興会議に出席する。
英国のベン・ウォレス国防相は「中国のウクライナ戦争停戦に向けての仲介役に期待する」としたが、ウクライナ大統領府は「中国の仲介などまったく期待しない」とする発言を繰りだしている。
英国もChinaに期待するとは情けないですね。本当にそんなことを思っているのでしょうか。
あなた達がやるべきことはChinaの撲滅です。そんなことも解らないのでしょうか。こんなことでは、世界の先行きはますます混沌としそうです。