ねずさんが教えてくれたシラス国や権威と権力の分離など日本の国体を確立したのは何時ごろからなのか理解できずにいました。
ところが、今回のねずさんの記事でその疑問が晴れました。
何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。
ねずさんの学ぼう日本より 2023/06/25
世界の進運に 後(おく)れさらむことを期すべし
・・・略
そのアメリカ合衆国が成立したのが1776年、18世紀の出来事です。
日本は、それよりも千年以上も昔に、ネイション・ステートを形成しているのです。
戦後は、日本を破壊したい人たちから、持統天皇はまるで強欲な女帝であったかのような言われ方をしてきました。
けれどそろそろ日本人は目覚めなければなりません。
そしてその目覚めこそが、昭和天皇が終戦の詔勅で語られた、
「誓て国体の精華を発揚し
世界の進運に
後(おく)れさらむことを期すべし」
ということの意味であると思います。
このブログでは、過去に学ぶことを主として書いていますが、趣旨は別なところにあります。
それはいかにして未来を切り開いていくのかです。
日本が、サウスコリアのような独善的国家になりたくないのなら、民族主義(種族主義)の道は選ぶべきではありません。
立派だった先達に学び、その立派だった過去と現在とを比べてみたときに、現在の持つ問題点が明確になります。
その問題点を解決し、過去の良い点と、現在の良い点を組み合わせて、もっとよい社会を築いていく。
そこが一番肝心なところです。
なぜなら未来は創造するものだからです。
持統天皇が目指された道は、まさにそのための道でした。
人と人とが殺し合う悲惨を見続けてきた持統天皇は、二度と殺し合いなど起こらない世の中を築くために何ができるだろうかを、生涯をかけて追い求めていかれた天皇であったと思います。
そのために日本書紀の編纂と、その日本書紀に基づく教育の実施、そして一般の庶民の和歌まで掲載した万葉集の編纂による文化の香り高い国づくり。
持統天皇の功績は、まさにそうした教育と文化による(当時にあっての)新しい日本の創造であったといえます。
過去を四の五のということは誰にだってできます。
現在の欠点をあげつらうことも、誰にだってできます。
けれど、不平や不満、あるいは評論評価だけでは、決して新しい未来を開くことはできません。
過去に学び、未来を創造する。
そこに希望があります。
そこにこそ、大切な本義があるし、そのことを昭和天皇は
「世界の進運に 後(おく)れさらむことを期すべし」
と述べられたのだと思います。
やはり、日本は女性の国のようです。女性がトップに立ったときこそが日本が飛躍する時のようです。
ということは、やはり高市さんの登場を期待したいものです。