ニッキー・ヘイリーさんが大統領戦に出馬を表明したそうです。この人はやってくれるのじゃないかと期待していたのですがとうとう決断したようです。
宮﨑さんが副大統領狙いかと書いてくれています。なる程、案外有り得るかも。と言うか、トランプさんに失礼ですね。
それにしても、今の副大統領がそうなるよりずっと良いことでしょう。それより、やはりトランプさんに最後までやって貰いたいものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)2月3日(金曜日) 通算第7618号
『フライング』か『副大統領』指名狙いか?
ニッキー・ヘイリー元国連大使、2024年大統領選出馬表明
デサンティス(フロリダ州知事)は慎重に党内の動静を窺っている。共和党の党内情勢がかわって潮の目が動けば、出馬する可能性が高い。政界の動きは猫の目のように変わる。
ペンス前副大統領とポンペオ前国務長官は出馬の動きがあるものの、やはり様子見である。
テッド・クルーズ上院議員(テキサス)とマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ)は出馬を見送るだろう。クルーズは茶会がバックに付いているが、共和党穏健派 からの協力が得られず、それでも打って出るにはファンダメンタルズの支援が必要。だが、キリスト教原理主義の諸団体はトランプ支持が圧倒的だ。
ルビオの場合は同じフロリダ州で、デサンティス知事に人気を奪われ、しばし雌伏することになる。
この間隙を突いて、早めに出馬宣言をすることが彼女の計算にある。
ニッキー・ヘイリー元国連大使は2月15日に正式に2024年大統領選出馬を表明する。
共和党予備選は来年の今頃だから、これから一年は支持層拡大と軍資金の手当てが必要となるが、さてどれほどの献金があつまるか?
先んじるニューハンプシャー州は初戦の勢いが現れる闘いだが、三番目がサウスカロライナ州、ヘイリーの地元である。ここでトランプに迫る票数がでると、のこりの予備選過程で撤退を余儀なくされても、夏の党大会で『副大統領』のチケットを得る可能性が高い。
正副大統領チケットは『副』に女性が指名され、セットとなるのが、最近の米国の定番だからである。
女性の大統領を一番悔しがるのはあのヒラリーでしょう。とは言えヒラリーが大統領になっていたら今のアメリカはどうなっていたことやら。