ディアギレフ難航の理由は、以前手に入らなかった資料を入手したことによる。それらを並べてみると、その造形は同一の人物とは思えないくらい違いがある。キャプションがあるからディアギレフなのかと思うくらいなのである。あちらを立てればこちらが立たずで、判りやすくいえば、鉄腕アトムのツノはいったいどっちを向いてるのだという迷路にはまった。(先日TVで明日のジョーのフィギュアを見たが、苦肉の策とはいえ、実に珍妙な前髪であった)よけいな物を手に入れたものだと思ったものだが、マコトなど写さないレンズも、この手のウソはつかないことは解っている。そうこうして先日、三島の写真資料の件で惑わされたことに気がつき、ためしにディアギレフの写真を並べてみたら、一転、すべて同一の人物に見え、形が良く見える。 視神経の奥の脳ミソは、常に柔らかくしていないとならないと反省した次第である。私はあまり集中して励むとロクなことにならない。
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