明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

佃島  


プリント、データなど、明日、印刷屋に渡すものがそろった。K本は8時閉店だが、40分ほどあるので、キンミヤこと、亀甲宮焼酎を2,3杯放り込んでこようと出かける。 常連は、ひとしきり盛り上がったそうだが、昨晩のNHKアーカイブス『佃島』。私もたまたま見ていて録画した。たしか私が生まれた1ヵ月後のフィルムであった。 私の関心は、佃の渡しである。母の実家が明石町側の船着場から百メートルくらいの所だったので、祖父に連れられ何度も乗った。もっとも乗っただけで、佃に上陸した記憶がない。番組では、漁師町であるはずの佃も、すでに魚が獲れずに海苔を採っていたし、佃煮用の魚も地元で獲れた物ではなくなっていた。当時の隅田川の臭いはまるでドブであった。この十数年後には、ハゼを釣っていて、急に背骨が曲がっていたり、お岩さんのような御面相の物が釣れだし、また大量の魚が浮いていたりして、気味が悪くなり釣りを止めた。現在の隅田川はドブ臭くは、ない。

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