『三島由紀夫へのオマージュ椿説男の死』以来、ふげん社へ。様々な意味のある偶然を呼び込むには〝考えるな感じろ”でないと、呼び込まないことは経験上知っているのだが、三島展の飯沢耕太郎さんとのトークショーの時に次に何を?の声に、寒山拾得と口走ってしまった。その時は、いずれ、ぐらいしかイメージもなく、ほとんどデマカセのようなものであったが、直後にふげん社が、寒山拾得の拾得が、普賢菩薩の化身だ、という所から来ている、と伺い、急遽今年の個展が決まった。こういう偶然は、良いも悪いもなく、必ず乗ることに決めている。 作家シリーズも、モチーフとして、三島由紀夫以上に歯応えのある作家はいないし。しいていえば、中学の授業中にも読んでいた谷崎潤一郎が残っていたが、四つん這いの谷崎に、馬乗りになってもらうことを某女性に断られ瘋癲老人になり損ねている。 それはともかく。私のデビュー40周年『寒山拾得展』(仮)は10月13日(木)〜11月6日(日)と決まった。