母が読んだって判る訳ない、と反対したのに、私が何回か用いた策、買い物帰りに母が書店の店主と立ち話ししている、拒み難いタイミングでねだったに違いない大人向け『一休禅師』。何故読みたかったのか、その理由が不明であったが、おそらくこうだったろう。産休の代用教員だった田中○子?先生が、私があまりに伝記、偉人伝の類を貪り読んでいるので、3年が終わり、退職の際に、書店の袋に入った『世界偉人伝』を内緒で下さった。そこにおそらくトンチの小坊主とはイメージの違う一休が載っていたのだろう。これしか理由が思いあたらない。 先生は学校という漢字の覚え方についてこういった「点、点、点カンムリ子、木六バッテン 好き?嫌い?」大きな脂身の入っおかずと脱脂粉乳の給食さえなければ好きなんだけど。脱脂粉乳を現在の低脂肪乳だと思ったら大間違いである。