英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

自分で道を決めるとき

2014年06月07日 | 指導現場にて
今年3月に高校を卒業し、4月から大学生活をスタートさせたМさんからメールがありました。不合格だった第一志望の国立大学入試の成績開示をしてもらったところ、数点足りずに不合格だったことが判明。現在通っている大学の雰囲気もあまり合わないため、浪人するか迷い始めた・・・という内容でした。

実は、私も同じような経験をしています。彼女は現在通っている大学に現役合格しましたが、私は現役時代はすべて不合格で浪人。一浪後、ある大学に合格し入学手続きも取りましたが、第一志望の早稲田大学をあきらめきれないでいました。そんな気持ちでいた5月中旬、成績開示を依頼してあった早稲田大学から結果が届きました。
配点230点中、合計得点は140点。合格最低点は144点。4点足りずに不合格が分かった瞬間でした。その時、仮面浪人を決意し、すぐに本格的な受験勉強を再開。(結局、入学していた大学には7月以降は全く通わずじまいでした。)約9か月後の大学入試では第一志望の政治経済学部に合格し、早稲田の門をくぐることができました。

だからといって、私は仮面浪人を強く勧めるつもりもありません。普通の浪人でも成績が伸びるとは限りませんし、ましてや仮面浪人の精神的ストレスは半端ではありません。大学に通っていれば勉強以外にもサークル、友人、バイトなどの誘惑もあります。生半可な気持ちで結果が出るほど、大学入試は甘くありません。浪人には覚悟が必要です。

私自身の経験から、「若い時の一、二年の遠回りなんて、あとから考えれば何てことはない」と言えますが、その遠回りが、必ずしもいい結果を伴うという保証はないのです。しかし、自分が何をやりたいのか、入試までの9か月間自分を律することができるのか、親の説得は可能か、現在通う大学でもできることはあるのではないか・・・等々、様々な観点から考え、自分を見つめ直すいい機会であることに間違いはありません。

現在の大学で新たな目標に向かって頑張るのか、浪人を決断して捲土重来を期すのか。彼女が後悔のない決断をしてくれることを祈ります。


コメント
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