英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

基本への回帰

2013年11月20日 | 指導現場にて
今シーズン、日本男子フィギアスケートで台頭してきたのが、町田樹選手。先月行われたスケートアメリカでは、自己ベストを大幅に更新し優勝しました。

町田選手が今シーズンを迎えるに当たって取り組んだのが、フィギアスケートの由来ともなったコンパルソリーと呼ばれるスケートの基本練習。スケートでいかに正確にリンク上に図を描けるかというものです。この地味な練習を積み重ねた結果、スケート全体が向上したそうです。

高いレベルを目指そうとする時、どうしても難しいことに目が向いてしまい、基本の大切さを見失ってしまうきらいがあります。トップレベルを目指すときこそ基本に回帰すべきだということを、町田選手から教えてもらいました。

中学生に歴史を指導していて感じることがあります。
鎌倉幕府の初代将軍は源頼朝、天下統一したのは豊臣秀吉ということは誰でも知っています。しかし、「幕府とは?」「天下統一とは?」と疑問を抱く中学生はいないし、ましてやそれに答えられる中学生は少ないです。勉強の基本とは、何事にも疑問を持ち、それを解決していくプロセスだと思う今日この頃です。


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熟練

2013年11月19日 | 閑話
TOEICを翌日に控えた先週の土曜日、TOEIC受験には必携の腕時計の電池が切れていることに気づきました。安さと速さを期待して、大型ホームセンターで電池交換をお願いすると、「このタイプですと一週間ほどお預かりすることになります」とのこと。TOEICは翌日。当然、そんなに待てないので、ホームセンターからの帰路、地元の駅前商店街に昔からある時計店に駆け込みました。

私が生まれた頃からある時計店。小学校・中学校・高校と毎日その前を通っていたのに、お店に入ったのは今回が初めて。築50年以上はするであろう店内は、古いけれども塵ひとつなく、そこはプロの仕事空間。私が入店したとき、奥さんがショーケースを一心不乱に磨き上げ、ご主人は時計の修理に余念がない。電池交換が終わるころを見計らって、奥さんが手を差出しその時計の時刻を合わせる。暗黙の了解があるようなその一連の流れは、何十年もかけて培われてきた仕事にかけるプライドそのものだと思いました。

時計屋さんにとって電池交換は、基本中の基本といえる当たり前の作業でしょう。その当たり前の作業も極められるところまで熟練すると、もはや芸術としか形容の仕方がありません。

電池交換は、たった3分で完了。しかも料金は840円。その道のプロが集う地元商店街の実力を目の当たりにしたと同時に、仕事人として見習うべきことがたくさんありました。


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本番直後の感覚

2013年11月18日 | TOEIC・英検など
昨日は半年振りのTOEICでした。確かに疲労感はありましたが、終えた後の達成感と、次回へ向けての課題を感じることができたこの感覚を大切にしたいです。つまり、次回へ向けて、勉強方法に修正を加える最高の瞬間だからです。

昨日も就寝時に、日課となっているパート3・4を10題・30問を解きました。使用した教材は、『新TOEICテスト 解いて身につく模試1000問』です。
今回のTOEICに向けて、この模試は20回以上繰り返しましたが、昨晩TOEICを受けた直後に本著を解いた感想。それは、ズバリ、本番に限りなく近いレベルの問題からできており、上級者がひっかかりそうなレベルの問題が随所に散りばめられている、ということです。例えば、TEST 1 の74~76の問題は、昨日のTOEICのパート4でも同内容の問題が出題されていました。

巷には、良くも悪くもTOEICの教材が溢れています。しっかりとした信頼の置ける教材を使って勉強していくことが大切だと、改めて感じています。


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第185回TOEICの感想

2013年11月17日 | TOEIC・英検など
今日は自身40回目のTOEICとなる、第185回TOEICを受験してきました。
5月以来のTOEICでしたので、久しぶりに緊張しました。いかにして満点取得を意識せず平常心で問題と対峙できるかがテーマでしたが、上手く自分の心をコントロールすることができたと思います。

フォームは4JIC32、以下パート別の感想です。

パート1:普通
パート2:やや難(特に後半)
パート3:普通
パート4:普通
パート5:普通
パート6:普通
パート7:やや難

パート5を10分で通過し、パート6が終わったのが14:00ちょうど。60分残してパート7に取り掛かりました。今日はパート7をHUMMER式で解答しました。前回のTOEICまではベタ読みしてから設問を読み解答していました。しかし今回は、HUMMERさんの『新TOEICテスト 990点攻略』で徹底的にトレーニングを積んでHUMMER式を体に覚え込ませてパート7を解きました。結果、14:45に全問解き終わることができ、見直しに15分費やすことができました。

前回までは8分の時間を残すのが精一杯でしたので、かなり精神的に楽でした。HUMMERさんに感謝したいと思います。


11月第3日曜日は、家族の日。
今日の地元紙・信濃毎日新聞別刷り特集「家族のはなし」に、私が投稿したエッセイを載せていただきました。多くの方にお読みいただければ嬉しく思います。家族みんなに応援されてTOEICを受験できる私は幸せ者だと、改めて感じました。
この「家族のはなし」では、地元・長野県大町市出­身の鉄拳さんが新作パラパラ漫画を制作し、新聞に全1918コマが掲載されています­。テーマは「家族は、面倒くさい幸せだ。」YouTubeにもアップされていますので、是非ご覧ください。
家族とは何か。当たり前の存在である“家族”を、改めて考え直す機会にしていただければと思います。


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ようこそ、活字の世界へ!

2013年11月17日 | 子育て
「最近、この本を読み漁っているのよ」と妻が長男(小4)のランドセルから出したのが『妖怪アパートの幽雅な日常』というシリーズ小説の文庫本。
担任の先生が準備してくれる“学級文庫”というミニ図書館から借りてきているのですが、中を見てビックリ!確かに児童向けに書かれた小説ではありますが、言葉遣いや漢字は何ら普通の小説と変わらず、分量も相当のもの。

長男に聞くと、「このシリーズは面白くて、時間があるときは1日で1冊を読んでしまって、もう7冊目だよ」。長男よ、いつの間にか、普通の文庫本を読むようになっていたんだね・・・。

小学6年間で習う漢字はすでに覚えました。この培った知識を、小説という活字の世界で遊ばせる快感に気づいてくれたようです。活字の世界、小説の面白さに目覚めてくれた長男を見て、とても嬉しくなりました。

私の趣味は読書です。物心ついた頃から私の書斎にある膨大な本を見てきた長男が、頭のどこかで「読書って面白いんだ」と感じていてくれたなら、こんなに素晴らしいことはありません。


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公立中高一貫校への道

2013年11月16日 | 公立中高一貫校受検
長野県で2校目となる公立中高一貫校、諏訪清陵高校附属中学校の志願受付が締め切られました。定員80名に対して427名の志願者、約5.34倍です。

はたして、この倍率を高いと解釈していいのか?私はそうは思いません。なぜなら、今回の志願者は、以下の3タイプに分けられると考えるからです。

①数年前から公立中高一貫校を目標とし、受検勉強にも本気で取り組んできた家庭。
(ちなみに、公立中高一貫校入試は“受験”ではなく“受検”と言います)

②公立中高一貫校を目標としてきたが、軽く考えていて、学校の宿題+α程度の勉強で過ごしてきた家庭。

③「もしかしたら受かるかも」「合格したらラッキー」「ダメ元」など、親のエゴで受検させて、子どもも何となく受検してしまう家庭。

それぞれで家庭と書いたのは意味があります。なぜなら、公立中高一貫校の適正検査で問われるのは、論理的思考力の育成を含めた、親から子への働きかけや姿勢です。その姿勢は一朝一夕に身につくものではありませんし、知識の詰め込みだけで対応できるものでもありません。それまでの12年の人生で物事にどのように接し、何を感じ、そして、それを他人にどのように伝えられるかが問われるのです。

このようなことから、公立中高一貫校の適性検査問題は甘くありません。②と③は間違いなく不合格となりますので、①の中での勝負となります。もちろん確実なデータを入手することは不可能ですので飽くまでも推測ですが、志願者427名中、①に該当するのは150名前後ではないかと思います。とすると、実質倍率は2倍と考えてもいいのではないでしょうか。

①の場合、親子で将来や進路について話し合いができているでしょうから、仮に不合格となってもフォローは容易です。問題は②と③です。不合格の原因は、公立中高一貫校に対する親子の認識の甘さ、つまり、子どもの進路や勉強に関する親子間のコミュニケーション不足です。そうなると、フォローが難しくなります。

「母さんが受けろって言うから受けたのに、ダメだったじゃん!」

地元の中学に言って頑張ればいいだけのことですが、子どもはそう簡単に切り替えることはできません。親子関係にも亀裂が生じる可能性があり、これからの勉強に対する意欲も弱くなってしまう可能性があります。

諏訪清陵高校附属中学は初の適性検査であり、興味本位出願が多いと思われます。今後、公立中高一貫校の入試の厳しさと、理想論だけでは通用しないということが浸透していくと思われるので、来年度以降、倍率は少しずつ下がるでしょう。

今年の入試日は12月7日。受検生の健闘を祈るとともに、適性検査の出題内容や受検生の動向などを注視していきたいと思います。
写真は長男が4歳の時に訪れた東大・本郷キャンパス。長男も2年後に公立中高一貫校受検を考えています。勉学に対する意識付けは、親子のコミュニケーションを通して、早期からの働きかけが大切と思う今日この頃です。


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神社の思い出

2013年11月15日 | 英語勉強法
出勤途中に見つけた、母校・伊那北高校グラウンド下の神社の落葉。
小さい頃からの遊び場でもあった境内は、いつ来ても優しい雰囲気に包まれています。高3の時、大学合格を祈って通学途中によく手を合わせましたが、結果はすべての大学に不合格。その時、「実力が備わってこその神頼み」ということに気づかされました。

Do your best and abide by the event.
(人事を尽くして天命を待つ)
こんな英文を英和辞典で知ったのも、ちょうどその頃です。ちなみにこの英文、大学入試を迎える生徒たちに送るカードに応援メッセージとして、毎年記しています。


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自信

2013年11月14日 | TOEIC・英検など
自分が成長していくために必要なこと。それは「自信」。それは、普段の練習や準備を通して培われるもの。あらゆる状況を想定して準備する。スポーツだろうが勉強だろうがTOEICだろうが、すべて共通すること。

前回のTOEICから約半年。自分でやると決めたことは一日たりとも休まずにやってきました。今度の日曜日の第185回TOEICは、気負わず自然体で臨めそうです。ただそこにある200問と向き合い、2時間を楽しむ。これだけを心がけます。
今日も快晴無風の伊那谷。採り残された柿と冠雪した中央アルプスが、長い冬の始まりを教えてくれます。


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紙辞書 or 電子辞書?

2013年11月13日 | 指導現場にて
ある高校1年生に聞いた話ですが、英語の勉強に際し、電子辞書の使用が禁止されているそうです。「電子辞書が見つかると、補習が課されるんです」とのこと。

私も、紙辞書の効用は認めます。私自身が紙辞書で英語力を培ってきましたので(そもそも、高校時代・留学時代は電子辞書が存在していませんでした)、ボロボロになった紙辞書は、私の体の一部と言っても過言ではありません。

大学受験時代に酷使した『新英和中辞典』


留学時代に使用した『LONGMAN』


線を引いていないページはありません!
調べたい語彙のページを引くまでには時間がかかるかもしれませんが、いったんそのページを開けば、意味だけでなく例文や成句などが一目瞭然。知識という大海原を漂える快感さへ感じます。

その一方、電子辞書では語彙の意味を調べる速さは、紙辞書よりは速いかもしれません。しかし、例文や成句を調べる場合はキーボードをさらに1~2回押す手間がかかりますので、意識しない限り、単語の意味を調べて終わる無味乾燥な作業で終わる可能性が大きいのです。

電子辞書の使用を禁止している高校の英語科の先生は、紙辞書の効用にしか目が向いていないと思います。英語だけ勉強していればいいわけではありません。大学受験には英語以外の科目も必要なのです。大学合格を見すえて時間の効率化を考えれば、電子辞書の使用も当然の選択肢です。それぞれの長所・短所をあげて、後は生徒に任せればいいと思います。理想論だけを掲げ、「補習」という脅しで強要するやり方は、納得できるものではありません。


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イチを足す

2013年11月12日 | 閑話
堀江貴文『ゼロ』を読了。
「掛け算を目指すのではなく、ゼロの自分にイチを足すことから始める」という考え方は、シンプルですが、とても重みがあり、心に響きました。仕事に対する考え方もアツく語られており、人生で守りに入っていた自分に活を入れてくれる一冊となりました。一歩を踏み出し、自分に一を足す勇気。考えを行動に移し、世の中に貢献していく心意気を持ち続けたいと思います。

本著を読むまで、ホリエモンを誤解していたような気がします。本著を通してホリエモンではなく、堀江貴文という人が見えてきます。
今日の信州伊那谷は今年一番の冷え込みで、最低気温は氷点下になりました。霜も降りて、いよいよ冬が到来です。


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