英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

それまでは見えなかった世界

2016年02月09日 | 英語勉強法
それまでは出来なかったのに、なぜか「これだけは徹底してやってみよう」と急に思い立ち、最初から最後まで真剣にやった英語の教材ってありますか?

私は高1の時の冬休みの副教材だったヘレンケラーの伝記でした。非常に薄いペーパーバックで、とても簡単な英語で書かれていたのですが、高校入学以来勉強をサボっていた当時の自分にとっては、最後まで読み終えるのは不可能に思えました。

しかし、なぜか「辞書を引きまくって、最後まで読んでやろう」と決意し、取り掛かりました。今でも覚えているのが、祖父母の家に泊まりに行った時、夕食後の卓袱台の上で、祖父がお茶を飲んでいる前で一生懸命に辞書を引いて格闘している光景です。ストーブの上のやかんのお湯が沸騰している音、柱時計が刻む秒針の音・・・。鮮明に思い出します。

そして、その一冊を終えて高2生になった時、高校入学以来苦手となってしまった英語が、再び得意科目となっていました。

それまでの自分を変えるには、何かに徹底して打ち込むことです。それが勉強であれば、これと決めった一冊を徹底してやりぬき、繰り返すこと。他のものでは出来なかったのに、徹底してやりぬくことが出来た時、それまでは見えなかった世界が見えてきます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健全な勝ち癖

2016年02月08日 | 子育て
昨日は、次男(年長)が漢字検定9級(小学2年生修了程度の240字)を受検しました。昨年11月の10級合格から、わずか2ヶ月での挑戦でしたが、手応えは十分だったようです。
検定試験は勉強に必要な“健全な勝ち癖”をつけるのにうってつけだと私は考えているので、子ども達の勉強の指針にしています。次男は漢字が大好きで、習字も始めようかと考えているくらいですが、好きな科目・自信のある教科をペースメーカーにしていくと、他の科目や教科もそれに追いついてくるので、とても大切なことだと思います。

長男とは違いマイペースでゆっくりと物事を進めていく次男ですが、長男も年長で9級に合格したので、進度では追いついたことになります。4月から小学生ですが、これまで通り、漢字と算数は2年分を先取りする家庭学習を心がけていきます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Be positive!

2016年02月07日 | 指導現場にて
指導している高3生たちが私立大学の一般入試に挑んでいます。親元を離れビジネスホテルに独りで宿泊しながらの受験は、不安だらけで、心が折れそうになることもあるでしょう。

今こそ、自分の力が試されていると考えよう。これまでコツコツと積み上げてきた努力を自信に変え、己を信じる時です。

Be positive!

その先にある未来は、必ず君たちの思い描いた通りになるはずです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

努力の点数

2016年02月06日 | 公立中高一貫校受検
昨日は、長男が昨年12月に合格した中学校に入学関係の書類を提出しに行って来ました。その際、適性検査の結果を口頭開示してもらいました。何点で合格したかが分かれば、長男のこれからの学習指導にも生かせますし、公立中高一貫校を目指す生徒の指針になるからです。

諏訪湖に立ち寄って休憩。気持ちいいね~(*^^*)。
点数も分かり、改めて長男の頑張りを褒めてあげたいと思いました。しかし、合格はすでに過去のこと。過去にとらわれず、4月から始まる中学生活へ向けて、日々の努力を積み上げていくのみです。

Let us move into the future unencumbered by the past.
(過去という制約のない未来へ歩みだそう)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高揚する立春

2016年02月05日 | 子育て
節分・立春と快晴のお天気となりました。
自宅から望む中央アルプス・将棊頭山(2,730m)と茶臼山(2,653m)が、青空に映えて圧巻です。

昨日は、文字通りの春を迎え、自宅と学院のお札を取り替えました。そして、子どもたちが4月から小学校と中学に進学するための書類を記入しました。新たなスタートとなる春。いつも以上のワクワク感を持って日々を過ごしたいですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当の春へ

2016年02月04日 | 指導現場にて
今日は立春です。この時期の日の出前の南アルプス・仙丈ケ岳は、厳しい冬に耐え"夜明け"という春を待っている、荘厳な姿を見せてくれます。

いよいよ春ですね。大学入試・高校入試とも本格的なシーズンに入ります。受験生たちに、本当の意味での春が訪れることを願っております。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英検1級語彙問題

2016年02月03日 | TOEIC・英検など
2015年度第3回実用英語技能検定の問題がHP上にアップされたので、いつものように1級の語彙問題を解いてみました。

単語は過去にも問われたことのある定番のものばかりで、イディオムもいつもよりは容易に感じました。しかし、それは1級合格者の観点からであり、準1級の語彙力ではまだまだ難しいレベルに変わりはありません。私が英検1級合格時に使用し、手元にある『Pass単熟語1級』と『1100 WORDS YOU NEED TO KNOW』で今回の語彙問題(イディオム問題を除く21問)の正解となった単語の収録率(派生語も含みます)を比較してみました。

『Pass単熟語』・・・67%
『1100 WORDS』・・・24%

やはり今回も、英検に即した単語帳だけあって『Pass単熟語』に軍配が上がりました。英検1級合格には『Pass単熟語』は a must なようです。

1級合格には、とにかく地道に語彙力を増やすしかありません。私が1級受験を決意したのは、ワシントン大学留学中です。帰国後に自分英語力を客観的に証明するには、TOEIC950点以上と英検1級合格が必要だと感じ、留学中にすべきことを考えるため、シアトルの紀伊国屋書店で英検1級の過去問題集を見ました。しかし、その要求される語彙力の高さに圧倒され、言葉を失いました。

University of Washington
そこで、留学中は授業だけで満足するのではなく、新聞・雑誌を大量に読み、知らない単語はカード化して覚えていくことを決意し、コツコツとボキャブラリーを増やしていきました。そして、英検1級で問われる単語は、一見難しい単語に見えて、実は、新聞や雑誌・小説ではよく目にするものばかりで、教養あるネイティブなら知っていて当然のものばかりだということに気づきました。

「英検やTOEIC?会話では使えないよ」という言葉をよく耳にしますが、その発言は浅はかです。そこには、やったものだけが到達できる境地があります。是非、検定試験をきっかけに英語力を高めてもらいたいです。

Green Lake


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その決意は揺るぎないか?

2016年02月02日 | 閑話
1月の英検とTOEICが終わりました。海外旅行から帰国した時に「今度こそは英語をやろう」と抱く“成田決意”と同じように、試験が終わった後の口惜しさと共に「よし、次こそは」と意気込むのですが、果たして何人の人がその決意を持ち続け、勉強を続けるモチベーションとしているでしょうか。かく言う私も、約15年前に英検準1級や宅地建物取引主任者試験の勉強をしていた頃、受験後はかなりの意気込むのでしたが、一週間もすれば、元の自分の戻っていました。

そんな自分を変えるには相当のきっかけが必要です。私の場合、結婚や留学のための退職がそれでした。

Seattle
結婚して家庭を持ち、「留学してシアトルに住む」という目標が揺るぎないものとなった時、勉強に本気が加わりました。

どんなきっかけでも今までの自分とサヨナラできるはずです。一年後、どんな自分になっていたいか・・・。新年になって一ケ月が過ぎた今だからこそ、今年の決意を思い出す時かも知れません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公式問題集の真価

2016年02月01日 | TOEIC・英検など
第207回TOEICから一夜が明けました。毎回TOEICの感想をアップするとブログへのアクセスが急増し、昨夜も3時間ほどで200件以上もアクセスをいただきました。TOEIC人気の高さを感じることができます。

大学受験シーズンで仕事が忙しく、毎日やっているパート3・4のスクリプトの音読以外は、今回はTOEIC対策は特に何もせず当日を迎えました。TOEIC当日はいつも受験会場近くのマックで時間をつぶすのですが、そこでやったのが加藤先生の『900点特急 Ⅱ』でした。巻末にある実践テスト40問を数回繰り返して解きましたが、何度解いても間違えたり悩んで即答できない問題があります。その最後の問題に other than that という表現を問う問題がありますが、今までは気づかなかったのに昨日は「あれ?これは『公式問題集 Vol.6』のパート3のスクリプトにあったな」と気づきました。そして、本番のTOEICでもやはり Vol.6 のパート3で使われている表現がリスニングで流れて、独りニヤニヤしてしまいました。周りから見たら、明らかに怪しい人です(笑)。

『公式問題集』はTOEIC学習の基本と言われながら、いったいどれだけの人が徹底して掘り下げて勉強しているでしょうか。確実に言えることは、990点満点を取っているTOEICerは間違いなく、公式問題集を使い倒しており、TOEICの点数のみならず英語力全体も高めています。私で言えば、Vol.6のパート3・4の全40スクリプトをそれぞれ150回以上音読しております。時間にして毎日20分程度ですが、日々継続することで大きな力になっています。

繰り返すほどに新たな発見があり、その価値が高まるのが公式問題集です。その真価を決めるのは学習者自身の姿勢かも知れません。
このブログ記事で1,111日連続更新となりました。こちらも日々の継続の結果ですね(^^)/。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする