16日㈪、昨夜は京都泊で、今朝は10時から府民環境・厚生常任委員会の管内視察に参加した。
午前中は南区の京都テルサにある京都府男女共同参画センター(らら京都)にて、「女性やひとり親への支援状況」を調査した。
ちょうど、昨日、綾部市母子寡婦福祉会の方々と話をした後だったので興味深かった。京都市内と北部には女性支援でも大きな格差があると感じた。北部には福知山にしか相談窓口がないが、ここではほぼ無料で様々な施設やサービスが利用できるようだ。「北部は原始時代みたいなもんですね」と府民環境部の木村副部長に話し、京都府北部においては市町村とのさらなる連携と働きかけを要請した。
葵橋ファミリー・クリニックという公益社団法人は府庁のすぐ近くにあるようだが、初めて存在を知った。臨床心理士さんが相談に乗っておられるそうで、北部からも電話相談は結構あるそうだ。
説明の後は施設見学を行った。様々な施設が同居しており、連携がうまくできているようだ。
午後は京都動物愛護センター(南区)を視察した。ここは京都府と京都市の連携で運営されるようになった「第1号施設」で、その後、消防学校、保健環境研究所、計量検定所が順番に「府市連携」するようになった。
1期、2期の頃、青年局有志で朝食勉強会を毎月開催していた。府議会からは二ノ湯真士府議(右京区)、能勢昌博府議(長岡京市・乙訓郡)と私が、京都市会からは寺田一博市議(上京区)、津田大三市議(中京区)、吉井章市議(山科区)が参加しており、動物愛護センター等の「府市連携」について勉強会で協議し、互いの役所に働きかけて実現してきたが、実際に動物愛護センターに来たのは初めてだった。
以前は西京区の老ノ坂峠に京都府の動物愛護センターがあって、それは統合してなくなったのかと思っていたが、「支所」としてまだ残っていると初めて聞いたので、その点をいくつか質問した。職員は南区の新しい動物愛護センターに統合されているそうだ。
保護された動物がいる動物棟の見学もした。野犬が何匹も保護されていた。人間のことを少し恐れる性格の犬もいるようだが、良い飼い主が見つかることを願った。
今日の視察はこれで終わりで京都駅から綾部に帰った。京都は晴れていたが、亀岡駅あたりからどんよりと曇り、綾部は雨だった。