24日㈫、朝から大雪予報で、本当に降るのかと15時頃までは半信半疑だったが、急に吹雪になり、あっという間に大雪となった。
一般質問の原稿を財政課にメールで送り、府立高校のiPad購入の件では、府教委の高校教育課長に電話をした。
先日の自民党府議団の勉強会で、府教委から「府立高校1年生に購入させているiPadについて、端末管理ソフト(MDM)廃止の試行を始める」と説明があり、「これによって、家庭ですでに持っているiPadや他のタブレット端末を学校に持ち込んでも学校のWi-Fiにつなぐことが可能になる。特定業者からの偏った購入方法を是正し、保護者負担のさらなる軽減を図ってほしい」とブログに書いたら、「綾部高校でも、そうなるんですか?うれしいです」という問い合わせが中学3年生の保護者からあったので、どういうことになるのか高校教育課長に確認した。
確認すると、「来年度は府立高校全校ではなく、先行実施校(峰山、洛北、嵯峨野など)の2年生には管理ソフト(MDM)が廃止できるかの実験をするが、新入生には新たに学校指定のiPadを買ってもらわなくては仕方ない」「iPadが1万円以上は値上がりするだろうが、補助金額は変わらないので、保護者負担はさらに1万円以上増えるだろう」という回答で、去年から議会でも何度も指摘しているのに、あまりの無策ぶりに腹が立って40分ほど議論した。
「再来年になったら個人のタブレット持ち込みがOKになるか」についても、「来年度、実験してみなければ分からない」という悠長な話で「子育て世代の負担を軽減する」と言いながら、府立高校では逆に負担が数万円単位で増えてしまっているのはおかしくないか?と再考を求めた。
うちの息子はすでに高校3年生なので入学時にiPadは買っていない。それが1年生と3年生でどれほどの違いになっているというのだろうか?
そもそも府教委独自のネット回線である「みらいネット」に接続しなければ、個人の端末を持ち込めるので、授業でどれだけ「みらいネット」に接続しているのか?と聞いたら、「そこまでは確認していない」とのこと。「宝の持ち腐れ」になっているかもしれないiPadをそれも調べずに買わせようとしているのかと呆れた。
と、いうのは、先日、綾部高校の保護者の方から次のようなメールが届いたからだ…
息子が綾部高校1年で授業にiPadを使っています。
これは本体3万円ほど、メンテサポート4万円ほどで購入しました。
英語の宿題で発音評価にiPadを使っているのですがまともに評価されません。
息子に聞くとiPadではまともにソフト(実際にはwebで処理)が動かなくて、ほとんどの友達が自分のスマホでやっているそうです。
息子にもスマホをもたせており、それでやっていたのですが最近使えなくなりました。
どうやらスマホのAndroid8が古いらしく使えません。
今はノートパソコンでやらせているのですが、なんのために高額なタブレットを買ったのかわからないです。
詳しく調べてないのですが、こんな使えない端末?(メンテかもしれない)は止めて欲しく思います。
なんとかしていただけませんか?
息子もこんな使えんタブレットはいらないと言ってました。
おまけにiPadは品不足で、昨年も1学期の終わりごろにしか納品されていない。今年もそうだとすでに分かっているし、世界的な品不足の中で、さらに遅く、高くなる可能性もある。
高校教育課長は「府教委の大方針は変えられない」とおっしゃったが、「大方針を変えろと言っているのではなく、各学校が授業内容を工夫して学校指定のiPad以外の端末でもOKにすることも府教委は許さないのか」「先行校以外でもそういう工夫をして保護者負担を減らそうという学校があれば、それも学校の特色化ではないか」と提案し、それは「各学校でのiPadの使用状況を再度調査して検討します」という回答だった。
「府教委の大方針が変えられない」というのも、そういう思い込みに縛られず、柔軟に発想できる力をつけていくことこそが、これからの時代に求められている教育なんだろうと思う。
夜に予定していた中上林・奥上林地区の「御用聞きの会」は、夕方に渡辺弘造市議が来られて延期と決めた。大雪警報も出ており、仕方がない。
今になってからでは連絡のしようもなく、渡辺市議が会場前で18時から開会時間の19時頃まで待っていただいていたら3名は来られたらしい。申し訳なかった。次回、雪の季節が終わったら、ぜひ開催させていただきたいと思っている。