24日㈮、雨が降る中、車で京都へ。13時15分から予算特別委員会の教育委員会の書面審査に出席。
今日も最終質問者として、まず「人事」のことを質問。
綾部高校は6年前から現在の岸田敏明校長にお世話になっており、この間、ずいぶん学校改革を進めていただいた。進学実績では福知山高校や西舞鶴高校とはまだ差があるが、人気では綾部高校が上回るようになってきた。
結果はもちろん重要だが、それよりも「何とかしよう!」と取り組む姿勢の方が大事だと私は思っている。岸田校長にはそういう姿勢で6年間取り組んでいただき、心から感謝している。
学校は「校長次第」ということもよく分かった。学校の経営は会社経営と同じようにトップ次第で変わる。校長の異動人事は3月末にならないと分からないが、もっと早くに次年度の人事が分かれば、異動する場合は「どう引き継ごうか」、残る場合は「次年度はどうしようか」と準備するゆとりが生まれる。
府立高校にとっては、これからは私学や学校間の競争を勝ち抜かなければならない厳しい時代になるので、こういった「人事」のやり方も変えた方が良いのではないかと質問した。
これに対しては教育次長が答弁され、「制度上の難しいところもあるが検討する」という前向きなお答えだった。
もう一つは「講師」のこと。こちらも年度末ギリギリにならないと次年度、引き続き雇用してもらえるのかどうか分からず不安定であり、改善すべきだ。また、採用試験に受からずに講師をしている子は将来に不安を感じているだろうから、次年度も同じ状態で続けるのかどうか、1学期のうちからでも相談に乗ってあげて、将来のことを一緒に考えてあげる必要があるのではないか?と質問した。
これは教職員人事課長から「おっしゃることは理解できるので、やり方を考える」との前向きな答弁だった。
2点目は府立高校の新入生が購入する「iPad」のこと。これまでから何度も問題があると指摘しているし、iPadは昨年よりさらに値上がりしている。保護者負担の軽減を図るには安価な他のタブレットや家庭ですでに持っているiPadの持ち込みを認めるべきだと再度、求めた。
これは高校教育課長が答弁しようとされたのを前川明範教育長が制して、直接、答弁された。「令和7年度からは自由な持ち込みができるよう環境整備の検討をする」とのことで、もっと早くしてほしいが、これまでの答弁に比べると大きな前進だった。
再度厳しいことを言おうと思っていたが、教育長の「何とかしたい」という想いは理解できたので善処をお願いするにとどめた。
委員会後は綾部に戻り、19時半からNEXTの例会に出席した。例会後はいつもの懇親会へ。