3日㈮、10時半から金河内町の阿須須伎神社の茗荷祭を参拝。境内にある茗荷田での茗荷の発育状態によって、その年の田植えをいつにしたら良いかを占うという少し変わったお祭りだ。
ここに来るといつもお出会いする中丹文化事業団の加柴和成事務局長とは地域の文化振興やまちづくりの話、ニホンミツバチの養蜂家である志賀生実さんからはニホンミツバチのことをお聴きする。志賀さんは最近、NHKの「ダーウィンが来た」などにもニホンミツバチの特集で何度も出演しておられる。綾部市内の学校ではニホンミツバチを飼っているところはないようなので、志賀さんに教えてもらって、綾部高校の分析科学部等で取り組んだらどうかと思った。
志賀郷地区の金河内町、内久井町、坊口町、仁和町の皆さんによって守られてきた神社であり、この地は山家藩主であった谷氏の分家である旗本の十倉谷氏の領地であり、毎年、村役人が十倉の代官所に茗荷の出来具合を報告し、それが初飛脚で江戸のお殿様にも伝えられていたそうだ。
13時には東八田地区の酒井裕史市議と共に梅迫町新町自治会へ。12月に開催した東八田地区「御用聞きの会」で質問があった八田川の浸水対策事業について、土木事務所から現況を聴いたのでその内容を質問者の方と地元自治会長さんにご説明した。
八田川は新町自治会のところで川が湾曲し、JR舞鶴線の線路の下をくぐって、その先で再びくぐって戻ってくるという形状になっている。旧街道沿いには人家が連なっており、線路が人家のすぐ裏を通っていることから川のバイパス工事をしようと考えても、なかなか難しい。
一番現実的な対策は川からの越水を防ぐ壁を一部に作り、後は線路の向こうを遊水地にして、そこに水を貯めるという方法かなと感じた。
川からの越水に加えて、山からの鉄砲水もあるので、内水のことも考えなければならない。そちらは綾部市の管轄になり、財政的な問題でなかなか大規模改修は難しい。根本的には八田川からの越水をどう止めるかなので、現在測量中ではあるが、京都府にはできるだけ早く、対策の詳細設計をしてほしいと要望している。床上浸水はないようにしたい。
事務所に戻り、夕方にかけては「げんたろう新聞」を配りに、あやべ台団地、上野団地、小倉団地などを回った。300部弱配れた。
夜は大本節分大祭を参拝した。久しぶりに来賓も招かれた。祝詞を上げると清々しい気持ちになる。明日は立春。良い春が来てほしい。
いつもは亀甲家で来賓の直会があるのだが、今日は弁当持ち帰りだったので、消防団の綾部分団第二部が詰めているところへ行って、団員やOBの方々としばらく語らい、林業の話や地域のことなど。