9日㈮、午前中に綾部を出て京都に。午後は府議会文化生活・教育常任委員会の出前議会に出席した。テーマは「最先端技術を活用した『文化の都・京都』の実現に向けた取組について」で、会場は東山区の祇園にある建仁寺だった。
建仁寺は鎌倉幕府の二代将軍・源頼家が創建した名刹で臨済宗建仁寺派の本山である。京都最古の禅寺でもある。
江戸時代に俵屋宗達が描いた国宝「風神雷神図屛風」を所蔵(実物は京都国立博物館に寄託)しているお寺でもあり、キャノンが先端技術を使い、複製品を制作して展示してある。
海北友松という近江の浅井家の血を引く絵師の屏風絵も全て複製品だったが、本物のような迫力があった。
出前議会は建仁寺の浅野俊道内務部長、大日本印刷のアーカイブ事業開発部の脇屋智子リーダー、京都文化博物館の村野正景学芸員、xoriumのエンジニアである中矢知宏さん、中村慎吾さんの活動内容をお聴きした後、意見交換を行った。
私からは「文化とお金はセットで、現代の文化はどうしても東京が中心になると思うが、京都が持つ優位性、将来性はどこにあると考えられるか?」と質問し、「京都の有名寺院は多くの観光客が訪れて拝観料収入も見込めるが、綾部市のような地方都市では神社や寺院を維持する人数が減り、住職不在の寺も年々増加している。そういったところを維持するための財政支援はもっと増額するべきだ」と京都府には意見を言った。
夜は綾部に戻り、綾部の活性化策を企画するブレーンストーミング会食に参加した。私以外の男性参加者は皆さん、メガネをかけておられた。
最近のメガネはバリエーションが豊富だ。40代半ばから老眼になってきているので、いずれはメガネをかけないといけなくなるのだろう。
どれが似合いますか?