数日前、札幌の押し花の先生から、「押し花でまたたびの葉が欲しいのだけれど、倶知安の近所で見たことはありませんか?」と電話がありました。
「またたび」の葉は葉緑から白に変化して、次第にピンク色に変わっていく葉で、この匂いで猫がめろめろになると言われています。
我が家の周辺にはこの木は見当たりませんので、友人のN夫妻にお聞きしたところ、ニセコで見たことがある友人がいるということで、わざわざその友人に場所を案内していただいたとのことでした。
何とか探してほしいという押し花の先生の依頼もあったたため、今度は私達をその場所まで案内していただくことになりました。ニセコ町の福井の近くの山に入り込んだ場所でした。
行ってみると道路の近くですが、背の高さ以上の藪を漕いで近くまで行かなければなりません。
近づくと、真っ白の綺麗な大きな葉がたくさんついていました。大人4人がかりで採ることになったのですが、かなり急こう配の土地に生えていて、背が高く、足場の確保が大変でした。おまけに下から見ると葉が緑なので、どこに白い葉があるか見つけるのが簡単ではありません。
何とか100枚ほどの葉を集めて、札幌の先生宅へ宅急便で送るために、道路上で、乾燥しない様に箱詰め作業をしました。
翌日、宅急便が届いたようで、押し花の先生には大変喜んでいただきました。忙しいのに「またたびの木」を探していただいたN夫妻に感謝です。