現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

霊能・霊言

2009-02-07 22:23:41 | 心の問題
世間には、「手をかざしただけで病気が治った」というような
超能力、超常現象は、結構多く見られる。

真如苑もそうだ。真如苑は真言密教の法系を継ぐが、日本
古来の修験道や呪術を取り入れ、仏道を極めれば誰でも
霊能を身につけることができるという。そうした超能力を
持つ霊能者をもう何百人と輩出し、各地の会所で、霊能者が
信者に御霊言を授けている。
「すぐ医者に行け」と言われて、検査したらガン。「治る
見込み無し」と診断されたが、“お力をいただいて”がんが
治ったというような話が“ごまん”とある。私も交通事故が
示され、注意をしていたのに、大きな事故に遭い、救急車で
病院に運ばれたが、無傷だった。そんな不思議な体験を
何度もしている。

しかしここ10年、私はお参りには行くが、この“ご霊言”を
いただくことを拒んでいる。「がん」と告知されても、私は
医者に行く気は無いからだ。それで命尽きるならそれで
いいではないか。そんな思いがうまく伝わらず、真如苑の
霊能、霊言を誹謗するような暴言を吐いてしまった。

すると、わが家のアロエ10鉢が全部しおれてしまった。
かつて、教団の幹部が、本尊の釈迦如来涅槃像の前で、
冗談まじりに仏を冒涜する言葉を発したら、宝前に飾られて
いる生花が、急にしおれてしまったという話を聞いたことが
ある。はて、あなたは信じますか?


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宗教は刺身のツマ

2009-02-07 22:09:14 | 心の問題
毎日、名古屋駅前で若い男女が10数名、新興宗教の
勧誘を行なっている。「世界平和についてのご意見を」
とアンケートのカタチだが、ひっかかると、「とてもいい
講習会がありますので、聞いてみませんか」となる。

彼らは、一人歩きの若い男女しか目が向かない。
中年以上にはわき目もふらない。虚無僧も全く無視。
毎日7時間。夜9時まで、こま鼠のように走り回り、
一人歩きの若者を見つけると跳んで行く。宗教の力は
すごいものだ。でも仕事や学業はどうしているのだろう。

所詮宗教は生きていくための心の支えであって、宗教が
生活のすぺてになってはならないと思うのだが。

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2/7 清掃奉仕

2009-02-07 21:27:37 | 心の問題
2/7 真如苑名古屋布教所の清掃奉仕に参加する。
いつもチリひとつ落ちていない清浄な聖地は、
こうした奉仕の人のなみなみならぬ精進で磨かれ
ているのだ。

「松居一代の掃除哲学」に学ぶまでもなく、掃除は
大切。禅宗でも作務は大切なお勤め。

朝起き会でも毎朝、「みそぎ」と称して、室内外の
清掃をおこなっている。朝起会も真如苑も、トイレ
掃除は特に重要な役目で、素手で便器の中まで手を
入れて磨くのだが、ランクの上の会員しかやらせて
もらえない。「させていただく」ことに喜びをもって
トイレ掃除をするのだ。ゴミや汚れは己れの汚れた
心と悟って、掃除は己の魂の浄化なのだ。

掃除の後は実に気持いい。この心がけで、自分の家も
掃除すればいいのだが、家族のために犠牲になって
いるとか義務感でやらされているようでは、福の神は
来てくれない。
最近ようやく我が家もきれいになってきた。宝くじ
そろそろ当たるかな?。買わなければ当たらないのは
自明の理。

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暗を明に

2009-02-07 08:34:23 | 虚無僧日記
私の虚無僧姿を撮り続けていただいているN氏から、コメントが入った。

「ご無沙汰しています。世間の厳しい風に吹かれて、とうとう無職に
なりました。いわゆるリストラ。目の前が真っ暗です。活路を拓かないと
と焦るのですが、気持ちばかりがからまわり。こんなときは一休みして
頭を冷やし、自分を見つめ直したほうがいいかなと思っています」

絶句。日頃「苦難福門、現実をあるがままに受け入れて、平気平気、
なんとかなるさ」 なんて、気軽に講演して回っているが、いざ親しい
知人の話となると、言葉を喪う。

私などは、何不自由なく育った。それがイヤで虚無僧になった。
会社が左前になって希望退職者を募集した時、サッと手を挙げて、
さっさと辞めてしまった。難破船から逃げ出した鼠だ。最後まで
残っていたら大変だった。「会社が倒産してくれたおかげで、子供の
頃から憧れていた虚無僧になれた。まさに“暗”を“明”に変える
生き方」で、講演して回っている。世間の同情をかいながら、本当は
楽しいラッキーな人生を送っている。「お調子者、極楽とんぼ」の
私である。今、派遣切り、正社員でも首きりの未曾有の時代に、
私の話なんて、何人の人に通じるのだろうか。

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小林誠氏の講演

2009-02-07 00:39:08 | 虚無僧日記
「楽しい道見つけ前進を」=小林、益川両氏、出身高校で講演-名古屋(時事通信) - goo ニュース

ノーベル物理学賞受賞の小林誠氏の講演が、母校の明和高校で
あった。名古屋では進学率トップクラスの一流校だ。
はにかみ屋?さんで終始うつむきかげんで、マイクを握って
ウロウロフラフラ。「えー、えー」ばかりの講演内容は、私には
サッパリ判らずじまい。映画「容疑者Xの献身」で見たような
湯川教授のイメージとはほど遠い。

講演は45分で終わり、在校生からの質疑応答が面白かった。
「ノーベル賞の賞金は何に使いますか?」「・・・・まだ考えていません」
「できたら明和高校に寄付してください」「・・・・考えておきます」

「部活動と勉強の両立は大変なんですが、先生はどうされましたか?」
「高校在学中は部活中心(テニス)だったので、両立はなかったです」(笑い)
「それで(名古屋大学に入り、ノーベル賞受賞)安心しました」(笑い)

「先生は物理学の基礎的な研究を続けられてきたわけですが、もし
ノーベル賞を受賞しなかったとしても、満足な生き方でしたか?」
「研究者は、ひとつひとつの真理を見つけていくことに喜びがある。
その研究が、大きな成果に結びついていくか、小さな成果で終わるかは、
後になってわかること。その時その時、乗り越えていくことに
一生懸命努力はしてきた。どんな学問でもそうでしょう。
ただ、この研究をずっと続けていても、結果が出るのか、出ないのか、
それを見極めることも大切。それはその人の能力とセンスでしょうね」

「すぐ破壊されてしまう物質の存在を、どうやって確認できるのですか?」
「破壊されても、質量保存の法則で、なんらかの痕跡は残っている。
そこから元の形を想定することができるのです」

などなど、さすがノーベル賞受賞者。含蓄ある話しだった。
私も、歴史が好きだが、歴史学も、事件や事実を記した痕跡から、
事件の真相を類推する作業だ。何が真実かは、誰もわからない。
それ課題に向かって、ひとつひとつ証明していく喜び。その結論は
時代とともに、評価もされ、また否定もされていく。また研究の
過程でさまざまな人の論文、意見と遭遇し、それと結びつけて、
自分の論理が導きだされる。歴史学者も物理学者も、全く異次元
かと思っていたが、同じ生き方に満足を得ているのだ。

それにしても、明和高校生のレベルもすごい。もっと物理学の根本に
迫る質問もあり、最後に感想と謝辞を述べた生徒も見事だった。

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2/4 これが親孝行?

2009-02-07 00:08:15 | 虚無僧日記
実は、前日母から電話があったのだ。
「誕生日に何か欲しいものはないか」と。
「無い。何にも要らない」と返事すると、
甚だ不機嫌。

昔、中国の故事にこんな話があった。
親孝行の息子がいるというので行ってみると、
その子は母親になにもかもやらせ、ぐーたら
寝転がっているだけ。おまけに食事まで、匙
で口元まで運んで食べさせてもらっている。
「何が親孝行だ!」と怒ると、「いえいえ、
母はボケていて、息子がまだ赤ん坊だと
思っているんです。こうして子に何もかも
してやることで母親は満足しているのです。
だから、母の望む通りにさせてあげるのが
一番の親孝行なんです」と。

この話に、私も目が覚める思い。母の言うこと
為すことすべてに反発してきたが、母も85歳。
残りの人生を好きなように生きさせてあげる
のが親孝行かと。

「母もこれが最後と」この日買ってもらったのは、
スーツにネクタイ。革靴、雪駄に桐下駄、男者帯と
襦袢、しめて20万。

デパートも売上不振で困っている。これも人助けか。

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