現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

とらわれ

2009-02-14 08:41:45 | 心の問題
(2/14 中日新聞 松本章男『徒然草の生き方』から)

『徒然草』97段に「小人に財あり、君子に仁義あり、
僧に法(のり)あり」。これは、「小人は財を持つ
ほどに欲にとりつかれ、君子は仁義を理想として
却って温情を忘れ、僧は法にしばられて菩提心の
実践がない」と、ものにとりつかれて、ものその
ものをダメにしてしまうことを説いたものとのこと。

「一切の執着を棄てよ。世俗の雑事に囚われるな、
心が変われば、見えるものも変わってゆく」とも。

大徳寺の開祖大燈国師は、名門赤松の家に生まれ
ながら、賀茂の河原で20年乞食の生活をして悟り
を開いた。
「それなのに、今の大徳寺の僧侶は、衣食住に困らぬ
生活をし、位階で袈裟衣の色も異なり、出世にしか
目が無い」と一休も嘆いた。一休は、名利を求めず
寺にはいらず、草庵に住んで、「一蓑一笠」の托鉢僧
として生涯を過ごした。その生き様こそ、虚無僧に
ふさわしい。一休を虚無僧の元祖とする所以である。

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四依

2009-02-14 07:56:20 | 五木寛之
2/14 中日新聞 五木寛之『親鸞』

「僧たるものの守るべき心得。
 食は行乞に依れ、衣は糞掃衣(ふんぞうえ)に依れ、
 座は樹下に依れ、病は陳棄薬(ちんきやく)に依れ」

『律蔵大品(りつぞうだいぼん)』に定められた四つの
依りどころ=四依(しえ)だそうだ。
「陳棄薬」とは、牛の大小便を腐られて作った薬とか。

ようするに「出家者は世間の最も貧しき場所に生きよ」
と釈迦は教えているのだ。五木・親鸞も「1日一食」と
答えている。

これが本来の出家の姿だ。しかるに平安からこのかた、
寺の僧侶の生活はあまりにもかけ離れている。虚無僧
の生き様こそ、出家の姿だ。

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感動・勘当?

2009-02-14 07:34:43 | 政治家
2/14 中日新聞の「政治風刺まんが」(佐藤正明)。

タイトルは「ひとり相撲」
土俵の上に横綱?の麻生太郎。
右に、賞状を読み上げる背広姿の小泉元総理。
「痛みに耐えよくがんばった・・・・けど 勘当した」

「感動」が「勘当」に。笑えた。
そして次の場面は「物言い」。森喜朗他自民党幹部が
紋付袴で土俵に上がり「・・・・・」「・・・・」「・・・・・」。

新聞でも、森喜朗元総理は「当時、郵政民営化に賛成
だったのは小泉ひとりだった」と麻生太郎を弁護。

先日のまんがは、「本音を言いますと、定額給付金は
私は反対だった」と麻生が口にし、公明党が「ワッ! 」と
驚く絵だった。

自民公明連立も「こんめい(混迷)党」になったか。

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