現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

地の叫びと天の声

2009-02-19 07:29:57 | 虚無僧日記
虚無僧100日修行を目指したが、雨やら風やら、
講演でだいぶずれこんだ。もうそろそろ100日。

「循環呼吸」が見えてきた。音質も音量も変わった。
これが、小泉止山師や門伝氏のいう『真音』か。
芯のある音だ。ごぜの小林ハルさんや今井検校の
平曲のような、「地の叫びと天の声」だ。尺八吹い
て50年にしてようやく掴みかけてきた。

覚王山日泰寺に行った時、人通りも少ない静かな
環境の所では、バカでかい音で自分でもビックリ。
音量をセーブするコツも覚えた。
その後、栄や名古屋駅で吹いた。騒々しい中では
ものすごく響く。割れるような大音量だが、全然
疲れない。1日10時間吹いた。

ジヨン・海山・ネプチューンは、日本に来て尺八を
習い始めた時、一日10時間練習したという。わずか
3年で、私は彼に抜かれた。20年先輩の私でも、
総練習時間にしたら彼より少なかったのだ。

3/20.21 広小路祭で、1kmの距離を往復2km、
午前11時から午後5時まで6時間吹き流す。これ
が仕事なのだから頑張ろう。61歳にしてチャレンジ、
チェンジだ。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

日記@BlogRanking


梅毒患者急増

2009-02-19 06:35:33 | 社会問題
先日「梅毒患者増加傾向」との報道があった。07年737例、
08年は823例と、毎年100例近く増え続けている。男性
では35~39歳、女性では20~24歳の割合が高いと。
まだまだ少ないが、若年層に広まっては、この国の少子化に
ますます拍車がかかるか。

江戸時代、梅毒が蔓延していた。坂本竜馬も梅毒だったと
いう話が流布されている。これは「『龍馬は、梅毒で額が
ハゲ上がっている』と中江兆民が言っていた」と、幸徳秋水が
書き残しているのが根拠。
『四谷怪談』のお岩でも知られるように、梅毒にかかると
頭髪が抜けるので、兆民はそう思ったようだ。

「あいつは梅毒だ」というのは、「あいつはバカだ」と同様、
人をバカにする言葉として、私の子供の頃まで使われていた。
おバカなことを言っていると、「梅毒か」と、小学校の先生
からも軽い気持で言われたものである。今なら大変だ。そんな
ことを言おうものなら、モンスターペアレントが黙っていない。

ここまで書いて、はて、最近の抜け毛、もの忘れ、私も梅毒かと
心配になってきた。心当たりは無い。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking

HIV患者急増

2009-02-19 06:02:32 | 社会問題
HIV感染者数、最多の1113人(朝日新聞) - goo ニュース
エイズウイルス(HIV)の感染者が前年より65人
増えて過去最多の1113人。男性1049人、女性
64人。感染経路は、同性間が約7割の772件だと。

日本は、まだまだ少ない。アフリカや東南アジアでは
桁違いに多いそうな。人口大爆発に対して、自然の淘汰
かとも思う。また、その環境下にあっても感染しない
体質の人もいることが判ってきている。これも大自然の
采配か。

同性愛というのは私には解らないが、その昔は当たり前
だった。直江兼継も森蘭丸と同様、寵童だったという。
一休さんも、最初は稚児として寺に預けられた。稚児は、
髪をたらした寵童で、住職の食事の用意や夜の相手を
させられたのである。水上勉も、その著『一休』の中で、
自身も子供の頃京都の相国寺に入れられた時の体験
から「寺では平然と行なわれていた」と告白している。

一休も晩年の詩で「男に飽きて妻を抱く」と平然と
言ってのけている。この詩をそのまま解釈するのか、
一休ならではの裏があるのか、理解に苦しむ。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking


虚無僧に学歴は無用のはずが

2009-02-19 00:03:56 | 虚無僧日記
慶応を卒業し、一応保険会社にも就職できたことは、
親に感謝である。「大学まで出したのに虚無僧!!」と
母親の嘆きと怒りは大変なものである。
                  

今“お受験”で苦労している子供たちには、「慶応出て
も、会社は倒産。虚無僧に」では、夢も希望も無くすか。
人生の浮き沈みを語るには、学歴が有ってよかった。

一休は、後小松天皇の落胤。101代天皇になれる人で
あったが、天皇にならず、名ある寺の住職にもならず、
地位、名誉を捨てた生き方を貫いた。しかし、81歳の
最晩年になって、天皇の要請で「やむなく」と言い訳
しながら、大徳寺の住持となる。天皇という最高の位と
乞食僧という最低の生活の両極端を生きながら、「両端
を切捨て、中庸を」と説く。だから一休は面白いのだ。
ただの乞食僧が「地位も名誉も求めず」と、得られも
せぬことを言っても、説得力が無いのではないか。

でもね、今は、鈴花の方が私より数倍も稼いでいる。
学歴、やっぱり関係ないか。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking