現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

2/26 親鸞

2009-02-26 21:32:01 | 虚無僧日記
2/26 中日新聞 五木寛之『親鸞』

當麻御前が、親鸞の身代わりとなって死んだ。
矢七が、その亡骸を鴨川に流した。号泣する親鸞。
怒りとも悲しみともつかぬ感情が爆発した。

「やめんかい。坊主を集めて、盛大な葬式でも
やったらええんか。ひと晩中ありがたいお経でも
あげたらええんか。今の世の中、生きて地獄、死
んで地獄や。もしあの女がかわいそうと思うの
やったら、わしらみんなを救う道でも考えてみい。
範宴(後の親鸞)、おまえそのために坊さんに
なったんとちがうか」

矢七の声は強烈だ。僧侶があげるお経は、悲しみに
打ちひしがれる遺族の慰めにもならない。

私の尺八の門弟、佐々木さんは、もう15年も前、
奥さんをガンで亡くした。娘さんはまだ中学生。
葬儀屋が手配したお坊さんは、『般若心経』を
あげるのもへたくそ。私の方がうまい。みなあきれた。
葬儀も終わって、酒と料理が振舞われた。酒ぐせの
悪い彼。奥さんを亡くした悲しみもあって深酒し、
坊さんのどこか気に障ったことがあって、怒鳴り
散らし、さんざん悪態をついて、ついに追い出して
しまった。

彼の気持も痛いほど解った。カタチだけの葬儀は、
遺族の心をさらに傷つける。頼まれ坊さんの読経
より、私の吹く『手向け』に、何人の人が涙を流し
たことか。

愛する人を失った親鸞の悲しみは、お経で癒される
のだろうか。このシーンを映画にするなら、バックは
尺八の『手向け』しかないと思える。ピアノもチェロも
尺八には及ぶまい。

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大麻解禁

2009-02-26 19:55:36 | 社会問題
大麻の市販解禁を提案=全米初、財政難で加州議員(時事通信) - goo ニュース

日本では、「学生の間にまで広まっている」と、
憂える大麻だが、カリフォルニア州では、合法化
しようという法案が出されたという。すでにいくつ
かの州では合法化されている。それも税収のためとか。
考えてみれば、酒・煙草は税の収入源だ。

シカゴでは「禁酒法」で酒の製造販売が禁止された
時代もあった。所変われば、時代変われば、善悪の
判断も異なるか。

太平洋戦争中、日本の軍部は、膨大な軍資金の調達の
ために、阿片の密売を行なっていた。それに東条英機が
深く関わっていたことが先日のNHKで明らかにされた。

北朝鮮もアルカイダも、資金稼ぎは麻薬。タリバンの
麻薬組織に、日本から無水酢酸が大量に送られていた
とも。善悪の判断もつかぬようになることこそ、まさに
麻薬汚染だ。おそろしや、おそろしや。
ロシアのマフィアもおそろしや。

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戦没者慰霊

2009-02-26 13:34:57 | 社会問題
麻生総理、アメリカ訪問。まずアーリントンの
戦没者墓地にお参り。麻生氏に限らず、歴代
総理はアーリントンを訪れている。

先ごろ、羽田にひらりと舞い降りたヒラリー・
クリントン国務長官は、なんと明治神宮参拝で
驚かせた。どうせなら戦没英霊を祀る靖国神社
にお参りすればよかったのに。そんなことを
したら大騒動。「触らぬ神に祟りなし」か。

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アクセスip数 300件に

2009-02-26 13:21:21 | ブログ
私のブログに訪問いただく方が、300人に近づいてきた。
「羞恥心」の上地君を取り上げた時は、500件を超え、
gooの110万件ブログ中500番台に上ったことも。

毎日どんな方が読んでくださっているのか、相手が
見えないだけに不安である。

「顕正会」のことを書いた時は「このブログは悪い
ブログです」という投票が3件あり、3件中3件でも
「100%の人が『悪い』とコメントしています」と出て
まいった。

「人様がいいと信じていることは、批判しないように」
「政治と宗教の問題は触れない方がよろしい」との
コメントも。
心しながら、思うところを書き続けます。よろしく。

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与謝野馨大臣

2009-02-26 12:58:28 | 政治家
与謝野氏、高まる存在感 3ポスト兼務も堅実手腕(産経新聞) - goo ニュース

先日、与謝野馨氏が経済財政担当相、財務相に金融
担当相の3ポスト兼任となった時、与謝野氏のつぶやき
として、「なんなら、首相も兼務しましょうかぁ」と
ジョークを書いたが、なにやら現実味を帯びてきた。

与謝野氏は永田町随一といわれてきた「政策通」と
「国対族」の両方の持ち味を生かして、野党も褒める
存在感を高めているとのこと。

与謝野と聞けば、与謝野鉄幹と晶子だ。なんとその孫
と聞いて驚いた。政治とは無関係な血筋かと思いきや、
鉄幹も国会議員に立候補して落選しているそうな。
政治に野心もあったのだ。その次男が外交官で、馨氏は
その長男。勉強嫌いな中学、高校時生から一転、東大
とは恐れ入った。なかなか面白い経歴である。

先日、ある会で頼まれて、与謝野晶子の「君死にたもう
なかれ」に節を付けて歌ってきたばかりだ。60歳で歌手
デビューの私。政治にも野心はあるのだが、もう遅いか。

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