現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

2/5 高幡不動へ

2010-02-05 23:06:32 | 虚無僧日記
2/5 高幡不動へ行ってきた。多摩丘陵の一画、3万余坪の
寺域に、丈六の不動明王を祀る不動堂、五重塔、奥殿、大日堂
が点在する。また、新撰組副長土方歳三の菩提寺でもあり、
土方歳三の銅像や碑もあった。

受付の若い僧に「大鳥逸平」について聞いてみた。すると
「史料は何も無いが、昔、大泥棒がここで興行を開き、
捕まったという話は聞いている」とのこと。

ネットで検索して一件だけヒットした。
「日野市郷土資料館」に、葛飾北斎門下の「北一」の肉筆画に
「大鳥逸平次逮捕の図」というのがあるらしい。「武蔵名勝図会」の
挿絵として描かれたが、「名勝図会」には掲載されなかったという。

「大鳥逸平次は、高幡不動尊で行われた相撲興行のおり見物に来て、
召捕られた。この話、江戸時代中頃、柏崎永以(国学者)の著作と
推定されている『古老茶話』に記載されている」とのこと。

大鳥逸平次に組する者の中には、旗本の息子やご家人までが、多く
加わっており、300人が処刑あるいは遠島(島流し)になった。
この時、大鳥逸平次は25歳だった。「大鳥居」とか「大嶋」「逸平」
「逸平次」とも。幕末の幕臣に大鳥圭介がいるが、関係は無さそう。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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