現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

ある交通事故

2010-02-07 07:44:24 | 社会問題
不思議な縁だ。あるパーティのテーブルで隣りあわせた
A氏とBさん。初顔合わせと思いきや、話しをしている
うちに昔の記憶が蘇った。

もう40年も前のことだが、Bさんの妹が、乗用車にはね
られた。Aさんは、その事故の目撃者で、救急車を呼び
病院まで付き添ってくれた人だった。40年も経っていれば、
お互い容姿も変わっていよう。それなのに記憶が蘇ったのだ。

Bさんの妹は、大通りの中央にある市電乗場で市電を待って
いたBさんに、忘れ物を届けようとして歩道から飛び出した。

突然、車道に飛び出してきたのだから、車の運転手にとっては
不運だった。Bさん側にとっては不幸中の幸い。車を運転して
いたのが、超有名企業の社長の御曹司だったのだから。
事故は一切口外しないという約束で、示談に済ませた。手厚く
補償はしていただけたようだ。しかし、Bさんの妹は、事故の
後遺症で足が不自由となり、一生結婚もせずに、生涯を終えた。

古傷はいつまでも加害者を苦しめるものなのか。A氏が社長に
就任した途端、T社は今未曾有の危機に直面している。
これを不運とみるか、“驕り”への神の鉄槌と受け止めるか。




六本木ヒルズからミッドタウンへ

2010-02-07 01:59:43 | 虚無僧日記
六本木ヒルズの最上階に昇ってみれば、東京タワーも
小さく見える。眼下に見える庭園は、旧毛利家の上屋敷跡。

六本木通りを挟んで対角線上にミッドタウンが見える。
こちらは旧毛利家下屋敷跡で、防衛庁があったところ。

そこへも行ってみた。どこに何があるのかサッパリ判らない。
なんと有料ガイドがあるというので頼んだ。1,500円。

高さは 248mで、東京一。名古屋のミッドランドは 247m。
セントラルタワーズは 245mと、そう変わらないのだが、
床面積が広く、とにかくスケールがバカでかい。アメリカ
並だ。衣食住と文化の複合施設。サントリー美術館もある。

マンションはすべて賃貸で、月額40万から400万円。ホテル
はリッツ・カールトン。一泊5万円~100万円とか。

六本木ヒルズとミッドタウンで半日過ごしただけで、万札が
次々飛んでいく。こういうところに住める人ってどういう人????。

さらに六本木アークヒルズに向かう途中、旧プリンスホテルに
立ち寄ってみた。ホテル名も変わって、随分さびれていた。一泊
7,000円とはバカ安い。栄枯盛衰。昔の光今いずこ。

とにかく、東京は広い。名古屋は住むには丁度よい広さだが、
たまには、東京の空気を吸わないと、人間が小さくなる気がする。


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六本木界隈

2010-02-07 01:33:02 | 虚無僧日記
年に一二度は東京に行く (帰る?) のだが、行くたびに
様相が一変している。
広尾は「億ション」と言われた高級マンションに
外国人が多く住む閑静な町だった。それが、今は狭い
歩道に人が一杯溢れかえっている。

六本木に抜けると、テレ朝の跡地には「六本木ヒルズ」
の巨大なビルがそびえ建つ。例の「ヒルズ族」のビル。
けやき坂通りには超有名ブランドの店が建ち並ぶ。

実は、義父(妻の父)はこの界隈に家があったので、
「その菩提寺がたしかこの辺に」と探すと、驚いた。
菩提寺の妙慶寺は、けやき坂に面して、立派な鉄筋
コンクリートの寺になり、墓地も全面改修されていた。

ご無沙汰を謝して墓参りをする。祖父母の奥村家の墓も
あったはずなのだが、見当たらなかった。15年の歳月は
何もかも変え、押し流していく。世の中は「無常」だ。


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2/3 節分会

2010-02-07 00:54:50 | 虚無僧日記
2/3 早朝「朝起会」で豆まきをして、8時20分の
新幹線で東京へ。
広尾にある「真如苑」東京本部で「節分会」に参座。
廊下から玄関まで満杯の人。『般若心経』を唱え、
法要後に恒例の豆まき。

朝起会でも真如苑でも、「悪人=鬼は居ない、
“鬼は外”とは己の心の中の邪気を払う」と説く。

悪い事象も「仏の無慈悲の慈悲。仏が姿形を変え、
必要あって試練を与えてくれている」と解釈する。
そう思えば艱難困苦も有り難く受け止められると。

「天災、人災、不慮の事故で命を落しても、大自然の
摂理、必要あって霊界に召された」と思えば、心も
休まる。

2/4 は私の誕生日。私はまだ生きている。生きている
のも「世の中に必要あって生かされている」と説く。
ならば「世のため人のために役立つことをしなければ」
と思わなければならないのだが、さてはて、何を為す
べきか。

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