現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

藤田まこと 逝く

2010-02-19 21:18:41 | テレビ・映画・芸能人
藤田まことさん 最後の主演映画「明日への遺言」(産経新聞) - goo ニュース

藤田まこと。私の好きなタレントだった。
2003年のNHK大河ドラマ『宮本武蔵』では柳生石舟斎を演じた。
コメディアンの顔をも持つ藤田まことが 柳生石舟斎を演じるのは
どうかと思ったが、『必殺仕置き人』の顔も持つ。双方相まって、
気負いの無い「無手勝つ流」の極意を見事に見せてくれた。血気に
はやる武蔵が、剣を持たない石舟斎に、いくら打ち込んでも軽く
いなされてしまう。あの役は、硬軟合わせ持つ「藤田まこと」で
なくてはできないと思った。

2008年公開の『明日への遺言』が最期の遺作となった。捕虜虐待
で戦犯に問われ、部下をかばい、一切の責任を負って刑に服す、
岡田中将を演じきった。戦死した兄への思いもあって、出演を
躊躇したというが、その時すでに癌に侵されていて、「私は岡田
中将とともに昇天した」と語っていた。

男として、長としての責任の取り方。今の政治家、そしてメダル
惨敗のJOC(日本オリンピック委員会)の会長、そしてトヨタの
社長殿には、是非見てもらいたい映画だ。

藤田まことのエピソードで「舞台の前座を務めていた頃、まったく
うけなかった。『早くひっこめぇー』の野次に随分悩み苦しみ、
芸を磨いた」という。コメディもシリアスな役もこなし、双方ともに
品格を失わず、優しさがにじみ出るダンディな役者だった。
そうそう、奥さんの作った借金 40億を完済したというのも天晴れぇ!

見倣いたい。合掌


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失格

2010-02-19 20:28:17 | 虚無僧日記
小室が規定違反で失格=そりに認定ステッカーなし〔五輪・スケルトン〕(時事通信) - goo ニュース

織田信成選手のスケート靴紐がほどけた。前代未聞のアクシデント?
「失格」にはならず「減点」とは甘い措置だが、入賞を逃がしたの
だから、失格も同様だ。侍の真剣勝負だったら斬られている。侍は
常に、袴の帯や草鞋の紐、刀装の整備は念入りに行うのが務めだ。

またまた、スケルトンとはどんな競技か知らないが、「そり」の
審査を経なければならないのに、それを怠って「失格」とか。
「チームキャプテン会議で全チームに通達されていた」と言うが、
英語が理解できなかったのか。

同じそり競技のリュージュでも、安田文が1回戦後の検査で、
重量超過違反で失格となっているという。

国母君を服装の乱れで「五輪出場資格なし」と攻め立てるなら、
彼女らと関係者はもっと糾弾されてしかるべしだ。

もし国庫(税金)で行かせてもらっているなら、失格者とその
関係責任者は、旅費一切を弁済すべきだ」ぐらいの議論があって
いいと思うがの。


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激安!ウオダイ

2010-02-19 16:20:28 | 虚無僧日記
瑞穂区の住宅街を歩いていたら、とある小さなスーパーに
黒山の人だかり。店の前には自転車がびっしり。駐車場は
“なん台”も止められないから車の列で、狭い交差点は
大渋滞。遠くから車で買いに来る客もいるようだ。

「なんだい?」と近づいてみれば「ウオダイ」。そうか
ここが、先日(1/19)『ガイヤの夜明け』で 紹介された
「激安スーパー」か。こんな住宅街の中にあったとは驚き。

ダンボール箱に入った商品が店の外まで山と積まれている。
“一箱いくら”だ。だいたい市価の半値という。その傍らに、
店にはいる人が列を作って並んでいる。カゴが無いのだ。一人
出れば、その人のカゴを受け取って一人が入る。なるほど、
常に店の中は、カゴの数だけ、一定人数が入っていることに
なる。

大手スーパーや問屋、市場、生産元などで、「消費期限切れ」
間近で、もう出荷できない品や、 形が悪いために売れない
野菜などを安く仕入れてくるという。年末年始の贈答用品や
バレンタインデーの売れ残り商品など、あちこちの店から、
「廃棄するよりは、売ってくれ」と、どんどん持ち込まれる
のだそうな。買う人は「わけ有り」と知って買うのだから、
問題ない。

弁当なども店で作っており、いろいろな種類の弁当が、すべて
250円。一日 1,000個 完売する。まさに薄利多売で、1日 数百
万円を売り上げるという。

不況で物が売れないと嘆いているデパートやスーパーの方々、
まだまだ努力の し甲斐はありますぞ! 市街でも可。市外地
でも可。 周囲の人の応援し甲斐もありますぞ。

「ウオダイ」住所:愛知県名古屋市瑞穂区田光町3-27

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もういい加減に

2010-02-19 08:56:01 | 社会問題
国母パパ「次の五輪出る資格なし」(サンケイスポーツ) - goo ニュース

もういい加減に書くのを止めたいのだが、この記事を見て
また言わせてもらおう。

いろいろインターネットで検索して見ているが、彼を非難する人と
擁護する人は、だいたい4:3ぐらいになってきた。
「制服をだらしなく着ていたのは悪い。その後の謝罪会見の態度は、
もっと悪かった」というのは、私も同感。だが・・・、である。
その背景にある、スノーボードという競技の性格。スキー連盟との関係。
オリンピックの舞台裏、マスコミとの関係などを知ると、彼の心情に
同情できるものがある。

「抗議が殺到」というが、JOCへの抗議の電話は50件、東海大への
抗議は30件。たったそれだけの数の抗議を、マスゴミが騒ぎ立てた。
オリンピック競技に向かって心気を高めようとする選手に対して、
足を引っ張るような記事は、いかがなものかである。以前なら目を
つぶってきた。

U-tubeで、空港での彼の映像を見たが、他の選手の中にはネクタイも
しめず、襟のボタンをはずしている人もいた。彼等は批判されていない。
優勝したホワイトが、シャツの前をはだけ、臍下も露出して、金メダルを
首から掛けている写真があったが、誰も彼を批判していない。

「謝罪会見」というが、あれは「競技に向かう選手の会見」であって、
その場で、記者がマイナーな質問をしたこと自体が“ありえない”。
彼にしてみれば、「この場でなにを聞くのだ?」という思いになった
だろう。「あの場であのような質問をした記者こそ、TPOを弁えない
非常識」というコメントもあった。

さて極め付きは、この「サンケイ・スポーツ」の記事。見出しで
「次の五輪出る資格なし」。そこまで書いていいのか?!彼をここまで
育ててきた父親、支えてきた母や奥さんはもう“針のむしろ”。
まるで殺人でも犯した凶悪犯の家族の扱いだ。

ますます、マスコミは“まずごみ”と忌避されかねない。

冬季オリンピックは開幕前までは、サッパリ盛り上がっていなかった。
私のように、見るつもりはなかった者が、結局H.P.なる競技に
釘づけになったのだから、マスコミは彼を表彰してやってもいい
くらいだ。

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