監視カメラ ２

伊勢の朝熊(あさま)山、山頂に金剛鉦寺の奥の院が
ある。かつて虚竹禅師が参籠したゆかりの場所として、
私は毎年正月に行って献奏してくる。

無人だが、ここにも監視カメラが据え付けてあった。
赤外線のカメラで写されていると思うと不気味である。

賽銭箱の横に「賽銭ドロが捕まった」という新聞記事が
みせしめのように貼ってあった。「ビデオカメラに顔が
写っていたので、使命手配され、逮捕となった」という。
せっかく、身を清めようと参詣しているのに、不興である。

真如苑の中京本部の売店にも「カメラで監視しています」
の張り紙。信徒を疑いの目で見るとは実に不快だ。
真如教徒は善男善女ばかり、少なくとも精舎の中では皆、
身も心も清浄な仏心になっているはず、と信じたいのだが、
事務局の話では、「残念なことですが、在庫と現金が合わ
ないことが度々あるので、そのような不徳の心を生じさせ
ないためにの苦肉の措置」と言う。悲しいことだ。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

監視カメラ 1

「邦楽ラウンジ」から現金と塩ビ管尺八が盗まれた件。

オーナーの山本氏の話では、「監視カメラで、部屋の
様子は自宅のパソコンで見れるようになっている。
ところが、２日間、夜11時から早朝４時まで、映像が
映らなかった。それで変だなと思って、現金の保管
場所をみたら２万円ほど無くなっていた」とのこと。

木村伸夫は、私の稽古日でない時に、見学と称して、
下見をし、監視カメラがあることもチェックしていた
ようだ。どうやって自分が映らないように電源を抜いた
のか、なかなかのやり手である。

私など監視カメラが据え付けてあることも知らなかった。
二度ほどトイレを借りに入って、お菓子を失敬したことが
あった。私も映されていたのか?　ヤバイ。


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