現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

国母君 四面楚歌

2010-02-15 23:13:51 | 社会問題
スノボ国母、東海大が応援会中止(読売新聞) - goo ニュース

服装の乱れで開会式に出られなかった国母和宏。
母校の東海大学でも、競技当日に予定されていた
応援会を中止するとのこと。哀れ。

東海大学では、次の声明を出した。

 「本件につきましては、大学といたしましても
  誠に遺憾に思っております。
  大学といたしましては、日本代表という認識を
  強く持って模範となる態度・行動を取るべきで
  あると考えており、今後とも学生への教育・指導に
  努めてまいる所存です」。

ま、TPOですな。
織田信長は美濃の斉藤道三と対面する時、道中では
片肌脱いで荒縄を締めた“うつけ者、大たわけ”の
いでたちだった。それが、対面式には、長袴に威儀を
正して現れ、道三をして「くやしいが、わが一族は
将来信長の門前に馬をつなぐようになる」と言わしめた。

今の学生が、就活となると、全員揃いの黒のスーツ。
これでは顔の良し悪ししか比較できないではないか。
私が人事担当者だったら、皆思い思いの、一番自分を
アッピールできる服装で来るように指示を出す。
その上で、はみパン、ゆるめたネクタイの国母でも、
大タワケかその逆かを見定めたい。


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国籍なんて関係ねぇ?

2010-02-15 22:45:43 | 地球人類の問題
どんな国旗、国歌でもいい…私の国籍はスケーター(読売新聞) - goo ニュース

フィギアスケート、ペアで3位につけた川口悠子の登場に
驚かされたのは私だけか。なんと彼女もスケート王国愛知県
の出身。ソロではメダルに届かないと、ペアの王国ロシアに
渡って、ロシア国籍を取得して、ロシア代表に選ばれた。

その潔さ、努力、根性に、彼女を非難する人はいない。みな
温かく声援しているようだ。彼女もまた、「メダルのためには
国籍なんか関係ない」という。

考えてみれば、スケーターの多くがアメリカで修行している。
渡辺恵美もハーフで、アメリカで練習を積んでいた。その費用
2億円という。オリンピックは金持ちでなければ出れなかった。

オリンピックのために国が出す費用は、アメリカ、ロシア、
中国、韓国は、日本とは桁違いだそうだ。ろくに金も出さずに
「日本のために、日本代表という意識をもって」というのは、
おこがましいか。国母がふてくされるのもわからんでもない。

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オリンピックの費用は?

2010-02-15 10:20:34 | 社会問題
1988年長野オリンピックの時、モーグルの里谷多恵が、
表彰台で帽子を取らなかった時は、それを見ていた人の
多くは違和感を感じなかったようで、文部省のお役人が
JOCに苦言を呈したことに、マスコミでさえも異議を
唱えた論説があった。ブログでは「「オリンピックは
国家行事ではないから、国(文部省)が 表彰式にまで
口出しするのはけしからん」というのだ。

オリンピックは国家行事ではないにしても、相当の税金
が使われているようだ。金額は判らなかったが、
例の「仕訳」で、「入賞が望めない競技への費用補助が
大幅に削られた」という記事があった。

蓮ボウ流に云えば、「“金”じゃなければダメなんですか?
ビリでもいいでしょう。そんなのに国が金を出す必要ない
じゃないですか」だ。私もそう思う。個人の趣味でやって
いることに、国が金を出す必要はない。企業は自社のPR
になるのだから、スポンサーとして出資するのはOK。

1936年(昭和11年)、ナチス体制下のドイツで開かれた
ベルリンオリンピック「200m平泳ぎ」に出場し、日本人
女性として、初めて金メダルを獲得した「前畑(兵藤)秀子」
さんの講演を聞いたことがある。
「あの頃は、すべて自費でした。周囲の方々から援助をいた
だいて行かせてもらった。だからどうしても“金”をとらな
ければ、私は、もう日本には帰れないと、悲壮な覚悟だった」
という話を聞いた時、私は涙が止まらなかった。

こんな話を今のアスリートに聞かせたい。「楽しんできます」
なんて気楽に成田を立つ人。予選落ち、出場失格になっても
ヘラヘラ笑っている選手。ニュースにもならない選手を含めて
88人も出場しているのだ。そんなオリンピック“見とうない!!”。



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里谷と国母

2010-02-15 09:11:23 | 虚無僧日記
冬季オリンピックでテレビも騒々しい。
国母和宏の服装の乱れでも新聞を賑わしている。

かつて1998年長野オリンピックで、モーグルの里谷多恵が
金メダルを獲った時、表彰式で帽子をとらなかったことで
賛否両論あった。

私もつい最近までは、「最近の若者は」と怒り嘆いていたが、
今オリンピックで上村愛子ばかりマスコミはとりあげ、出場
しているはずの里谷多恵については全く無視? 。六本木での
乱行事件もあって世間の目は冷たいのか。となると かえって
同情したくなるへそ曲がりの私である。

里谷多恵の帽子の一件があってもう12年。今では、テレビの
スタジオ内でも、学校の教室でも、神社でも、朝起会の会場
でも、映画館でも、コンサートホールでも、能楽堂でも、茶室
でも、ついに真如苑の精舎でも、被ったままの人が現れ、もう
愕然。私の価値観は打ちのめされてしまった。

であるから、国母の件も私は気にならなくなっていた。感覚
が麻痺したか。

ブログ人気、ナンバー1の「キッコのブログ」にも、「意外
だったのは、20代 30代の若者で批判する人が多く、50代 60代
では擁護する意見が多かった」とのこと。

私も“寛容”の 60代となったか。

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