プロゴルファーの収入

「ゴルフは すぐ お金が稼げるのに、フィギアスケートなど、
オリンピックの選手は、努力の割りに 収入につながらないのに、
なんでやるのかしら」というような発言をしてブログ炎上した
女子プロゴルファーがいたっけ。

私も正直そう思う。オリンピックを目指すスケーターは
７００人もいるそうな。でも、毎回出場者は常連だ。

でもプロゴルフも甘くはない。
プロゴルファーの収入は「賞金」か、ＣＭ、スポンサー料のみ。
安定収入を求めるなら、ゴルフ場や練習場のレッスンプロ。
しかし、これも微々たるもの。

石川遼や宮里愛の はなばなしい“賞金獲得”ニュースで
プロゴルファーに憧れる人は多い。だが、プロゴルファー
として登録されている人は 5,000人。９割がレッスンプロ。

“賞金稼ぎ”ができる試合に出れるのは100人もいないとか。
そして、賞金は「入賞」まで、それ以下はほとんど無い。
交通費、宿泊費、参加費すべて自前で、賞金獲得できな
ければ、赤字。

年収１億円プレーヤーは「数人」というのでは、プロ野球に
比べて、断然 割りが合わない。

プロゴルファーの世界も大変のようだ。

「相撲取り」の収入

プロ野球の選手が1,000人もいるのに対し、「相撲」は
十両以上の関取は７０人だけ。

横綱になれば、給料は300万だが、諸手当や、副収入が
あって、 年収１億円以上は確実。朝青龍の年収は
約１億８,０００万だったとか。
大関、三役クラスで約５,０００万円程度。

ところが、幕下となると無給で、本場所ごとに年６回
手当てが支給される。

幕　下：150,000円(年間９０万円)　
三段目：100,000円(年間６０万円)　
序二段： 80,000円(年間４８万円)
序ノ口： 70,000円(年間４２万円)

とすると、虚無僧の私は「序ノ口」かいな。

この他、今や、野球をしのぐ人気のサッカーだが、
プロ選手は 1,000人ほどおり、平均年棒は約３,０００万円程度。
トップクラスで１億。プロ野球と比べると少ない。
サッカー選手の引退の平均年齢は２６歳前後で、選手生命の
長いゴルフや野球などと比べると、あまり割の良い職業とは
言えない。

さてさて、あなたのお子さん、将来「プロ」の道に
進ませるには、何が良いですかね。音楽はもっと
厳しそう。元手がかかりすぎる。

プロ野球選手の年俸

中日新聞にセパ１２球団全選手の名簿が載っていた。
各球団５０名ほどかと思っていたら、８０人前後も
いることにびっくり。監督やコーチなど首脳陣まで
加えると、各球団100名、全球団で1,200人もの人が、
野球で食べていることになる。

これでは「落合前監督」が言うように、赤字になって
当然。「新聞の発行部数が増える、テレビの視聴率が
上がる、入場券が売れる」スター選手は ほんの数名。
マウンドに立って働いているのは１割。あとの９割は、
球団にとって“お金を稼がない人”だ。

「全野球選手の年俸」というのもネットで出てくる。
スター選手は３～５億円とすごいが、下は ０～２５０万。
これでは妻子を養えない。大変な世界だ。

プロ野球全体の平均年棒は　約３,６００万円。
１位は巨人(５,４８３万円)、２位は中日(４,６９７万円)
３位は阪神(４,５９１万円)。

海外のメジャーリーグでは、松井選手やイチロー選手は
１０億円以上。２０億以上の年棒をもらっている選手も
いるとのこと。それを夢みて、多くの人が、少ない報酬に
甘んじて努力をしているわけだ。多くの人にとって叶わぬ
夢と思えるが、それを言っては気の毒か。