ケイの読書日記

個人が書く書評

クリスティ「死者のあやまち」

2006-01-25 14:54:30 | Weblog
大好きな本・読んだ本


 田舎のお屋敷の園遊会で、余興に犯人探しゲームが催される。そこで死体役をつとめる少女が、本当に絞殺されて……。


 ああ、クリスティに戻ってきたなあ、と感じさせる作品。


 クリスティのミステリを読んでいていつも疑問に思うのは、「こんなに簡単に別人になりすますことが、本当にできるんだろうか?」ということ。
 一庶民として生活しているならともかく、ある程度社会的地位のある人の場合、そんなこと可能なんでしょうか?


 でも日本でも『節約生活のススメ』の山崎えり子さんが、他人の戸籍をお金で買って、別人になりすましていた事件が発覚しました。


 ああ、私もこの『節約生活のススメ』を買って読みました。たいした事書いてなかったけど「仕事の関係でドイツで生活し、節約生活に目覚め…」とか「夫が交通事故で生涯車椅子の身になったので節約しなければならなくなり…」とかいう意味の事が書かれてあったので、なんてケナゲな良い人なんだろう、と感心していたら、それがすべて嘘だったとは……。

 出版社って経歴調べないんだね。
コメント (2)
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