大好きな本・読んだ本
「負け犬の遠吠え」でも思ったんだけど、この酒井順子さんは、自分では意識していないかもしれないが、すぐれた在野の社会学者だと思う。
このエッセイ集は、週刊現代2004年1月~2005年4月に連載されたエッセイをまとめたものですが、見事に良家の子女で高学歴、30歳以上、独身、子ナシの女性の生態を書いてあります。
(人間というものは、誰でもそういう所はありますが)酒井さんという人は、ズーっと自分と同じ階層の人とつきあっていて、男でも女でも、異なった階層の人と接触する機会が、ほとんど無かったんじゃないだろうか?
考えてみれば、小学校中学校から、公立ではなく有名大学付属の私立へ通い、そのまま高校大学と進み、花形職業の広告代理店勤務、3年勤めた後、独立してエッセイストとなるなら、自分と違った生活環境の人(例えば、地方出身者、公立の小中学校出身者)と親しくなる機会はあまりないでしょう。
酒井さんは本当に従順。そういった見えない階層のバリヤから、飛び出してみよう、打ち壊そうとか思うことはないんだろうか。
「負け犬の遠吠え」でも思ったんだけど、この酒井順子さんは、自分では意識していないかもしれないが、すぐれた在野の社会学者だと思う。
このエッセイ集は、週刊現代2004年1月~2005年4月に連載されたエッセイをまとめたものですが、見事に良家の子女で高学歴、30歳以上、独身、子ナシの女性の生態を書いてあります。
(人間というものは、誰でもそういう所はありますが)酒井さんという人は、ズーっと自分と同じ階層の人とつきあっていて、男でも女でも、異なった階層の人と接触する機会が、ほとんど無かったんじゃないだろうか?
考えてみれば、小学校中学校から、公立ではなく有名大学付属の私立へ通い、そのまま高校大学と進み、花形職業の広告代理店勤務、3年勤めた後、独立してエッセイストとなるなら、自分と違った生活環境の人(例えば、地方出身者、公立の小中学校出身者)と親しくなる機会はあまりないでしょう。
酒井さんは本当に従順。そういった見えない階層のバリヤから、飛び出してみよう、打ち壊そうとか思うことはないんだろうか。