ケイの読書日記

個人が書く書評

ヘレン・フィールデング「ブリジット・ジョーンズの日記」

2009-07-13 16:33:59 | Weblog
 かなり前、大ヒットした小説で映画化もされた。たくさん売れたんだろう。ブックオフで2冊100円のコーナーにあった。

 読んで本当に驚いたのは、イギリスって本当に階級社会なんだという事。キャリア・ウーマンになるのも中産階級出身じゃないと、なれないみたい。
 そして、それぞれの階級がそれぞれのワク内で生活している。他の階級出身者とはあまり交わらない。
 だから交際範囲がすごく狭い。○○と△△の子どもの□□で皆通る。驚いてしまう。 
 それにパーティ、パーティ、パーティ、いったい何時仕事するんだろうと思うほど。食事も偏りがひどい。野菜をちゃんと食べなさい!
 本人も自覚があるらしく、新年の決意のところで「豆類の積極的な摂取」という項目があった。
 一番の関心事はダイエット。がんばってはいるが、アルコールを飲みすぎるから体重は減らないし、肌は荒れるし。

 それに…これが最大の疑問だがイギリスの人ってこんなにも奔放なラブライフを楽しんでいるんだろうか? 若い人ばかりでなく老人も?
 ブリジットの母親を老人と言うのは失礼だが、60歳を超えた女性が、夫を捨てポルトガル人の愛人と一緒にお金をかっさらって逃避行!! スゴイ

 ブリジットのデート前のお手入れも気合が入っている。脚のムダ毛処理、眉を整え、髪を洗いetc…。努力するのはいいことだが、こんなに努力しなければデートに行けないという事は、結婚後はどうなるんだろう? その落差が怖ろしい。
コメント
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