ケイの読書日記

個人が書く書評

酒井順子「こんなの、はじめて?」

2013-01-04 17:50:48 | Weblog
 あけましておめでとうございます。皆様、今年もよろしくお願いします。

 お正月休みの間に、せっせと本を読んで、読書感想のストックをいっぱい作っておこうと思っていたが、微妙な情勢。
 実家に行ってきたし、冬物のセールは始まってるし、漫画喫茶にも行きたいし…。そうこうしているうちに、もはや4日。

 という事で2013年の第1回目は、年末から読んでいた酒井順子のエッセイ集。「週刊現代」2009年2月~2010年3月に連載されていたもの。

 酒井さんはバランス感覚にすぐれ、男性からも女性からも支持されるエッセイストですが、なにせ良家の子女。
 名門私立小学校から、エスカレーターで名門大学まで進学された方なので、感覚がセレブの方にずれていると思う事も多いのですが…私の感覚にドンピシャというエッセイを見つけました。

 タイトルは「日本のサービス、中国のサービス」
 日本のサービスは、細かいところまで心配りが行き届いていて最高、それに比べ中国は…という意見が多いですが、酒井さんは、中国のつっけんどんなサービスの方が気疲れしなくて良いと書いています。
 私も同感。

 サービスされ慣れている人は、また別の感想を持つかもしれませんが、あまり行き届いたサービスを提供されると、自分の心の内を見透かされているようで、かえって緊張します。もっと、ほかっておいてもらいたい。

 美容院などでも、「あれこれ話しかけなくてもいいです。そんなに気をつかわないで」と言いたい。

 しかし…美容師さんに、自分の旅行先のお土産を渡したりして、個人的に仲良くなりたい人は多いからなぁ…。私のような意見は少数かも。
コメント (2)
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