ケイの読書日記

個人が書く書評

宮部みゆき「R.P.G.」

2011-02-07 09:43:24 | Weblog
 先日読んだ『楽園』が、すごく面白かったので、今度も同じ宮部みゆきの家族をテーマにしたものを、と思い手に取ったが…つまらなくはないが、雑な気がする。宮部みゆきにしては。期待しすぎ?

 48歳の会社員が、自宅近くの新築中の住宅の中で刺殺された。その3日前に、女子大生がカラオケボックスで絞殺される事件が起こっていた。
 全く別の事件と思われていたこの二件には、実はつながりがあった。それぞれの現場に、特殊な青い繊維が残されていたのだ。

 殺された48歳の会社員は、実際の家族の他にネット上に擬似家族を持っていた。



 女房とは冷戦状態、娘は冷たい目で自分を見る、とっくに家族は崩壊している、離婚寸前とふれまわり、女の人の同情を引き親密になろうという手は古典的と感じるが、結構効果的なんだね。

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