先日読んだ「DL2号機事件」が、とっても風変わりで印象的だったので、このシリーズを続けて読んでみたいと思っていた。予想以上。秀作揃いのバリバリの本格モノ、8編が収められている。
みな面白いが、私は「掌上の黄金仮面」と「ホロボの神」が特にいいと思う。
ファンタジックというか寓話的な雰囲気が(解説にも書かれているが)ブラウン神父シリーズに似ている。
名探偵・亜愛一郎(あ あいいちろう)は、背が高く端正な顔立ちの青年で服装もパリッとしている。雲や虫、化石など、あまりお金になりそうも無いものを撮るカメラマンだ。
見た目はいいが運動神経はまるでダメという彼が、抜群の推理能力を発揮して何事件を次々解決していく。
しかし、事件解決の糸口が頭にひらめくと、亜は目を白目にして固まってしまうし、登場人物の名前はヘンテコな当て字で読みにくいし、「三角形の顔をした洋装の老婦人」がストーリーには関係なくいつも出てくるし…。
読んでもらえば分かるが、不思議な読後感。
名探偵・亜愛一郎の内面の感情も全く書かれておらず、彼に感情移入をしようとしても出来ない。
そもそも、そういったタイプの作品ではない。推理パズルとして読めば一級の作品集。
みな面白いが、私は「掌上の黄金仮面」と「ホロボの神」が特にいいと思う。
ファンタジックというか寓話的な雰囲気が(解説にも書かれているが)ブラウン神父シリーズに似ている。
名探偵・亜愛一郎(あ あいいちろう)は、背が高く端正な顔立ちの青年で服装もパリッとしている。雲や虫、化石など、あまりお金になりそうも無いものを撮るカメラマンだ。
見た目はいいが運動神経はまるでダメという彼が、抜群の推理能力を発揮して何事件を次々解決していく。
しかし、事件解決の糸口が頭にひらめくと、亜は目を白目にして固まってしまうし、登場人物の名前はヘンテコな当て字で読みにくいし、「三角形の顔をした洋装の老婦人」がストーリーには関係なくいつも出てくるし…。
読んでもらえば分かるが、不思議な読後感。
名探偵・亜愛一郎の内面の感情も全く書かれておらず、彼に感情移入をしようとしても出来ない。
そもそも、そういったタイプの作品ではない。推理パズルとして読めば一級の作品集。
亜愛一郎、なかなかいいですよね♪ でもボクには、ちょっとファース的過ぎる感じもするかなあ?(^^;
「三角形の顔をした洋装の老婦人」…不思議ですよね。何か意味があるんだろうかって考えてしまいましたよ。
この先のシリーズにも出てくるんでしょうか?
三角形の顔っておにぎりみたいな形? いくら老婦人でもそれは可哀想。逆三角形ですよね。
たかさんはどう思います?
そうですねえ、逆三角形でしょうねえ。なんとなく、キツネ顔をイメージしてました。