ケイの読書日記

個人が書く書評

恩田陸「六番目の小夜子」を読んで

2005-09-02 13:47:50 | Weblog
大好きな本・読んだ本

 実は恩田陸がこのテーマサロンでも評判がいいので、以前『不安な童話』を読んだことがあるのですが、ちょっと期待はずれ?(ゴメンナサイ)だったので、この『六番目の小夜子』はさほど期待せずに読んだのです。
 でもすごくおもしろい!!細かい所では、辻褄があわず、なんで!?と思う所もたくさんあるのですが、それを差し引いても十分楽しめます。

 ただ、この学園ホラーというか、学園ファンタジーというか、優れた作品ですが、ちょっとクセがある。県下で1,2をあらそう進学校が舞台(たぶん恩田陸さんの母校がモデルなんでしょう)そこにT大合格率全国一の神戸のN高から、謎の美少女が転校してくる。
 本当にワクワクドキドキの展開です。その高校には、大人びたいいとこの坊ちゃん嬢ちゃんばかりがいっぱいいるんです。ほんとにこんな素敵な学園生活をおくっているのかなあ。私にはわかりません。県下で1,2を争うような進学校に通ったことがないものね。という皮肉をいいたくなるようなキャストです。
 
 恩田さんの作品って、優れた才能を持っている人しか出てこないね。
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1 コメント

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ドラマ化 (ミラン)
2005-09-10 07:15:38
「六番目の小夜子」って恩田さんの作品だったんですね。知らなかったです。というのも私はこれをNHKのドラマで見てました。

小説やアニメがドラマ化されると、配役のイメージが違うってことよくありますよね。

ちなみに、玲は鈴木杏で、沙世子は栗山千明、幼馴染の関根秋は山田孝之でした^^
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