nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
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能力評価の是非

2007-07-18 19:04:00 | ケアマネジメント
7月4日開催の社会保障審議会福祉部会の資料がupされていますが、一見しました。
民間企業としては国が人件費まで心配をするという業界、奇異な感じです。
確かに介護報酬によって人件費割合は左右されるし、今の待遇は他の業界より悪いこともあります、介護報酬が低いから給与が上がらないという意見も理解しますが、

給与体系は各事業体によって精査されるべきで、その事業に適合した給与体系を工夫される必要がある、人事査定、勤務評価をするななどの意見は論外、大したことをやっていない人と事業に貢献している人が同じ給与というのでは働く者の意気を挫く。

たとえばケアマネジャーの給与25万円で件数35件でも60件でも定額としたらケアマネジャーはどこにやりがいを求めるのでしょう、勤務内容も評価されないとしたらなおさらです。
ケアマネジャーの専門性を評価する事業所だからケアマネジャーはその専門性を発揮することができる。
たんに資格だから、研修をうけたからできるということなら簡単な話で不正請求など起こる余地はないはず。待遇が準備されているから人材としての能力発揮ですよ。

法人が事業申請し介護報酬請求できる仕組みですから、その意味することは個人ではなく、組織ですね、
組織である以上組織運営の責任が法人にはあり、組織内での処遇は法人の専管事項、よって従業員の査定も法人がその業務によって行う、行うことによって質のよい(規格ではありませんよ)商品、サービスを提供するというのが組織ということの意味あいでしょう。
処遇は選別することにあるのではなく、モチベーションを維持し能力を引きだし、優良なサービス提供に結びつける最良の方法です。
ましてや人件費抑制の手段などでは決してなく、あくまでもいいサービスをお客様に提供するための方法です。
従業員にとってもやりがい、仕事を通じての達成感、充実感を得られる機会で、この達成感、充実感を味う機会のない、そういう待遇を準備していない法人の従業員は仕事が義務になってしまうのでは、と思う。

看護師もリーダーとか主任とかによる職能評価が行われているでしょう、さらには手当などでの評価も行われる。
居宅介護支援事業で待遇が一律というのは逆にケアマネジャーを専門職としてみていないことと等しい。
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社員のやる気は将来の希望

2007-07-18 12:49:40 | 経営
東京発電㈱という会社の記事を読んだ。
マイクロ水力発電を事業としている会社で水力発電専門である。

一般的に水力発電というイメージは川を堰きとめ、村落の水没、周辺環境への影響などであろう。

この東京発電は水道や下水の水力を利用して発電をする、ので、マイクロ水力発電。

従来この東京発電は水力発電所の保守が主な事業で、そこからは社員の将来展望など望むべくもなく、当然会社の将来もそこそこという状態の時期に社長の交代で、新社長は新しいことに取り組むことで社員のモチベーションを発揮し、新しい展望を開こうととした。しかし全く新しいことではなくコアコンピタスを発揮できること、つまり保守の技術を生かして新事業ということでマイクロ水力発電。

その最初の事業が「落合楼発電所」伊豆湯ヶ島にある老舗旅館落合楼村上との事業で、既存発電所が休止状態であったものを再生し発電を行っている。
発電所が休止状態であることから川に土砂流木が堆積し周辺の環境の悪化していたものが、発電所の再生にともなって川の周辺環境も整備され、鮎、岩魚など生息、釣りもでき、漁業関係者にとっても利益をもたらしているという。

記事の掲載サイトは下記
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/report/070717_ochiairou/

社員が自分の仕事の将来展望が持てないというのは仕事が面白くないですよ、今までの延長で仕事をこなす、多忙なだけでやる気とか仕事の達成感とか業務を通じて味わえないとしたら、その社員は仕事に誇りがもてないと思う。
社員が達成感やこの仕事をやり終えたという実感をもてるようにすることも経営者の仕事。
全く違うことをやらせると自信をなくすが、少しずつとか、従来の業務の延長でやれる仕事、目標を与えれること、そこに社員は仕事に喜びを感じ、張り合いも出てくるのだと思う。

ケアマネジメントも同じだと思う。
今までできていたことから少し内容を高める、目標を設定する、ちょっと違う業務にも取り組み、そういう役割を経営者は準備することがケアマネジメントの向上につながると思う、いや、そういうことに取り組まないならば経営者の存在は何だということになるのではないかなぁ

この東京発電㈱の記事で思ったこと、社員のモチベーションを発揮できるようにすることが社員にとって、会社にとって幸せにつながるということ。
そして、1つの会社が、1人の熱意が周辺を大きく包み込み、影響を及ぼしていく。
制度に拘泥して、本来のケア、ケアマネジメントを見失うと将来の展望は望めないのではと思う。
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