1977年 タイで二人の男性が「鶏が先か、卵が先か?」で
議論が始まり、議論から口論となり、口論が激論となり、
最後には一方の男性が相手を殴り殺してしまうという結末を迎えました。
起訴された男にバンコク地裁は、
懲役7年と6ヶ月の刑を言い渡しました。
ちょっと刑が軽いような気がしますが、
しかしねえ。殺してしまうまでになった理由はあるのでしょうけど、
切っ掛けが「鶏が先か?卵が先か?」なんですよね。
自分の限られた大切な自分の時間を台無しにして、
相手の時間を奪ってしまうのですから人間って愚かですね。
この問いは、科学というより哲学よりで禅問答的なもので、
確か科学的には、どちらが先かの答えが出ていたように思います。
普通に考えると鶏が先になるはずで、
後はその確かな根拠を示すことが出来るかどうかで、
イギリスの研究者達が根拠、理論を示して
結論付けたことがニュースになっていたように記憶しています。
それが何時だったのか調べてみたら2010年の7月で、
事件があったのが1977年なので、
イギリスの科学者達が発表する33年前になるので
その頃はまだまだ世界のあちこちで
暇を持て余した神々の遊びじゃなくて
庶民達の話のネタとなっていたのかもしれません。
喧嘩の切っ掛けはしょうもないことだったけれど、
売り言葉に買い言葉、
相手に向けて責め立てる言葉と気持ちのボールをやり取りして
キャッチする度に次第に負のエネルギーが大きくなっていき、
タイの二人のように殺人とまで行かないだろうけど、
二人の絆が切れてしまうまで行きかねないので
良い所で流れを変える必要があります。
相手に対して自分の要望や不満を伝えるときには、
8時に帰るって約束していたのにあなたは酷い人と言うのでは
相手をただ責めて攻撃しているだけになりかねず、
酷い人、頼りにならない人、情けない人等のレッテル張りの言葉攻撃は、
相手の怒りの種火に燃料をぶちまける行為となります。
なので、
「今回のようにこうこうだと私は不安(悲しく)なるので
次回からは、こうこうしてもらいたい。」
と具体的に自分の要望を相手に伝えることが大切だと言われています。
キャッチボールで何度もやり取りするのは負の言葉や気持ちではなく
出来ることなら優しい言葉や気持ちを何度もやり取りして
二人の絆や愛情を大きくしたいものですね。
「いつも綺麗だね。」
「あ~ん、また私より先に言ったあ。」
「ごめんごめん。君を見るとつい言ってしまうんだ。」
「あなたこそカッコいいわ。」
「お前は優しいし。」
「いや~ん。あなただって。」
「いやいや、お前の優しさには負けるよ。」
「いや~ん。あなたの男らしい食べ方が好き。」
「いつも丼三杯食べるお前の方が好きだよ。」
「いや~ん。恥ずかしいからやめてよ。」
「丼三杯にコロッケ5個って凄いじゃないか。」
「そんなことを言うと脇をつついちゃうから。エイッ!」
「やったな。仕返しだ。エイッ!」