心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

高尾山

2019年10月04日 | ライフ

神奈川の友人から

神奈川県相模に私の名前と同じ駅名を発見したとのことで、

券売機の上の路線図の写真を送ってくれました。


二駅先の高尾駅の近くの高尾山は、

ミシュラン観光ガイドで3つ星評価を頂いていることで

訪れる外国人の観光客がかなり増加しているようです。


私は、東京時代に高尾山を20回以上訪れているのですが、

観光で訪れたことは1度もなく全て滝行だったんですよね。

催眠心理療法を行う施療者は強く清らかな心でなくてはならないと

月に一回、私の師匠に引き連れられての高尾山での滝行体験は、

毎年、滝行は本番の2月の寒さに身体を慣らすために

10月から始まります。


私達が滝行を行ったのは高尾山の蛇瀧で、

滝口に設置された樋に集められ一本の太い柱となった

滝水が猛烈に流れ落ちていて、

足場の平な岩にぶつかり砕け散る音が周辺に響き渡ります。

 

ドドドドドドドドドと流れ落ちる水柱の中に足を踏み入れると

それはもうゴリラに肩を叩かれているような強烈な水圧で、

しっかり両足を踏ん張らないと滝の外に身体が弾き出されてしまいます。


何度も滝行をすると慣れてきて10月、11月は楽勝で、

12月、1月と寒さが次第に増してきて

寒さのピークを迎える本番の2月は別格の過酷さで、

滝場の周辺が雪で真っ白な時や雪が舞い散る時もありました。


そんな寒い日の滝行を終えた夜に湯船に浸かると、

湯船のお湯の温度がダイレクトに伝わってこない。


ウエットスーツを着て湯船に浸かっている感じとでも言いましょうか、

数秒前に着ているものを全部脱いだことは覚えている。

肉眼で湯船の中の全裸の身体を確認する出来る。

しかし、

体感覚は何かを身に纏っていると伝えてくるんですよね。


これは身体が冷え切っていることで起きる感覚のようなのですが、

滝行を終えてから滝場でストーブにあたり、

帰宅途中に皆で暖かい食事と飲み物を飲み、

感覚的には寒さなんて何一つ感じずに地元に帰り解散。


何時間も経過したその日の夜に湯船に入ってそれですから

もしかすると雪山で遭難した場合にも

身体が冷え込んでも感覚的には、

寒さ冷たさを感じなくなるのかもと思ったりしています。


過酷で興味深い滝行を何度も体験したことで

自分の精神が清められたのかどうかについては自覚はありませんが、

一回きりの人生、とても面白い体験をさせてもらえたことに

私は、感謝しています。


今の私が「滝行久しぶりにどう?」って誘われたらどうするかって、

迷いなく断りますね。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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