フランスの作家リルケ夫妻がパリの家で雇った
お手伝いの女性は病身だったそうで、
夫妻は、彼女に一番良い部屋を与えた上に
彼女のために働くことになってしまいました。
何と申しましょうか。
何かの本で読んだのですが、
アメリカのある精神科医が担当したクライアントが
あまりにも気の毒だったので5ドルだったか、
お金を渡してあげたらしいのですが、
その最初の5ドルから始まったことが
最後は自分の家を売るまでになったようです。
今、世界で猛威を振るっている新型コロナウィルス。
ウィルスは細菌とは違って特異な生物で、
地球上の生物が持っている細胞を持っていないことから
生物とは言えない生物で宇宙人説まである位です。
細菌は、細胞を持ち栄養を摂り、エネルギーを生産し、
細胞分裂によって生存、増殖をしますが、
ウィルスは、細胞を持たず、栄養を摂らず、
エネルギーも生産せず、自分では動くことも出来ず、
ウィルス単体では増殖することも出来ません。
ウィルスが増殖する方法は、他の生物の細胞に入り込み
その細胞の機能を使って増殖します。
その際に増殖をするための宿主を破壊してしまうことも
厭わないんですよね。
乗っ取った住処さえもぶっ壊してしまうことへの
ブレーキ機能は付いていないようなので
本当もう暴君、無茶苦茶な奴のようです。
しかも今回の新型コロナウィルスの形態は、
自然に生まれたものとしては不自然なものだとして
某国が生物兵器として人工的に開発していたものが
何らかの原因で漏れたものではないかと話す人もいたりして、
かなりやっかいな奴のようです。
現代の医療技術や設備が整っているなかで
14世紀に大流行したペスト菌によって
世界人口の4分の1が感染したとされているような
恐ろしいことが起きるとは思ってはいませんが、
今回のコロナウイルスの感染経路は、
呼吸系統だけでなく目からも感染する可能性もあるとかで
完全に防ぐことは難しそうです。
しかし「獅子身中の虫。」のウィルス野郎に
好き勝手されてはたまらないので、
やれる予防対策はしてある程度の感染リスクは減らして
後は運を天に任せるしかありません。
しかし、東京オリンピックどうなるんでしょうね。
インフルエンザなんかは、気候が変われば沈静化するようですが、
新型コロナウイルスも同じ流れとなってもらいたいものです。