心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

夫婦喧嘩

2020年03月15日 | 雑感・愚見

2006年 メキシコ・ユカタン州で

ちょっとしたことから始まった夫婦喧嘩が次第にエキサイトして

ナイフを持ち出し、拳銃を持ち出すなどして

最後には手製の爆弾で自宅を爆破した所で夫婦喧嘩は収束。

驚きなのが双方共に命に別状は無かったようです。

 

なんとまあ、これってメキシコ最大の夫婦喧嘩どころか、

世界で最大の夫婦喧嘩じゃないのって思います。

 

メキシコは民間人が所持する銃は合法的、非合法を含めて

1500万丁とのことなので家の中に拳銃があっても

不思議では無いのですが、手製の爆弾が登場した?

しかも自宅が爆破するだけの威力って………。

 

夫婦喧嘩は犬も食わないとは言いますが、

この夫婦喧嘩の場合、かなり法律を犯していますよね。

脅迫罪に器物損壊罪に建造物損壊罪に

殺人未遂罪の可能性まであるのではないでしょうか。

 

ちょっとした言い争いから互いが一歩も引かずの

相手への怒りや負けん気なんて

爆破で崩れ落ちた自宅を目の当たりにすると

さすがに冷静になりますよね。

 

この夫婦は、怒りや負けん気が消え去った後に

残骸になった自宅をどんな気持ちで眺めたのでしょうかね。

 

私達は、同じ感情を同じ強さだけ持ち続けることは出来ません。

身体の痛みが次第に消えていくように感情もまた薄れていき、

記憶の引き出しの中に学びとして収められ、

必要な時にその本質的なものが取り出されます。

 

同じ感情を同じ強さで持ち続けたり、

同じだけの熱量でなくとも長く長く維持したりするためには

その熱量を維持する燃料を投下し続ける必要があります。

 

感情が燃え盛っている時に力づくにその感情から離れようとしたり、

間隙をついて背負い投げ一本!と見事に決めることは難しいので

慌てず焦らずに、しばらくは自然のままにしていると

自然と弱まっていきます。

 

施療の場合は、あえて感情を吐き出してもらうことで

その熱量を一旦弱めて背負い投げの余地を

作り出したりすることがあります。

 

他にも何らかの感情が燃え盛っている時に

例えば別の所からロケット弾や空爆による爆弾が近くで炸裂したとか、

直ぐ近くの家で火事が発生したとか、

大きな地震が起きたとか、

つまり今の感情がどうでもよくなる位の大きな出来事が起きると

私達の心は感情を向ける対象を入れ替えるようです。

 

メキシコの夫婦の場合、自宅が爆破で崩れ落ちたことで

感情を向ける対象が変化したようですが、

そこまでのことが起きないと変化しないって

この夫婦って「どうかしているぜ!」

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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