今年の春は、新型コロナ騒動で名所巡りにも花見にも行けずで、
出汁抜きの味噌汁のような物足りなさを感じる季節となってしまいました。
私達が新型コロナ騒動で社会が揺れるなかで、
いつもと変わらずに近所のあちらこちらで咲く花が
物足りなさを少し埋めようとしてくれているように感じますし、
「大丈夫。きっといい方向に向かうよ。」
と微笑んでいるようにも思えます。
緊急事態宣言以後、日々感染者が増加して
全く先が見えなかった不安な状況から
感染者の増加傾向が止まり減少傾向に転じ始めて
新型コロナ騒動の終焉が見えてきたようにも思えます。
このまま収束してもらいたいものですが、
世界中に猛威をふるったスペイン風邪の際に
日本においては寒い季節に大流行し春に収まるといった具合に
三度も流行を繰り返しているようなので
今回の新型コロナ騒動が収束したとしても
まだまだ第一波が収束したに過ぎないと
私達は、心構えをしておくことが大切かもしれません。
全く想定していなかったり、気を緩めた時、安心した時に
食らった時の精神的ダメージが大きく感じるもので
心構えがあると乗り越えられるものでも
乗り越えることが出来なったりすることがあるからです。
スペイン風邪の際には世界的に多くの死者を出すことに繋がった
要因の一つに医療体制が崩壊したことがあげられていて、
日本において40万人近くの死者を出し死亡率は1%近く、
これを現在の人口に当てはめると
120万人の死者出すことになるようです。
そうならないために医療体制が崩壊しないように
医療機関は繊細なバランスを取りながら
命が危険にさらされる中で治療を行っているようです。
当時と違うのは、経験を踏まえた医療体制を持っていること、
そして、当時は正体不明だったウイルスの感染判定が出来ること、
ある程度の効果が有ると思える薬を有していること、
多くの日本国民が上手くやっていること等から
同じ規模の被害とはならないとは思います。
そして、スペイン風邪を参考にすると第二波の流行が起きたとしても
第二波が第一波の10分の1の感染者数となり、
第三波はさらに第二波の10分の1の感染者数となって
どんどん規模が縮小しているようなので、
今回の新型コロナ騒動の日本の様子を第一波すると
第二波の流行が無い可能性もあるかと思うのですが、
そうなってくれることを期待をし望んでもいますが、
せめて第二波までは心構えをしておく方が無難かと思うのです。
そして、来年に順延された東京オリンピック。
来年の話をすると鬼が笑う何て言いますが、
開催時期に第二波が発生した場合には再順延とはならずに
完全中止になる可能性が大なので気になる所です。
中孝介「花」