2000年 ドイツ南部で高層階の窓際から
飛び降り自殺をしようとする若い女性の姿を通行人が発見したことで
あれよあれよと大勢の野次馬が集まりました。
野次馬の人達全員が女性の身を案じるかと思いきや
自殺をけしかける人達も現れて二極化が起きます。
「さっさと飛び降りてみろ!」「命を大切にしなさい!」
真反対の怒号が飛び交い雲行が怪しいことに。
やがて自殺をけしかける野次馬と制止しようとした野次馬達が
エキサイトして乱闘をおっ始めて訳の分からないことに。
この乱闘の仲裁に入った警察官6人が負傷。
その惨状を高い所から目にしていた女性は自殺を止めました。
さすがはドイツですねえ。巧みですねえ。
この乱闘騒ぎは、女性の自殺を防止するために
リーダーによって心理的に計算され尽くされたものに違いありません。
女性を自殺へと向かわせる不幸な気分に合っていたピントを
完全に別のものへと移し替えることに成功していますね。
自殺防止に成功したものの利用された警察は怒る訳です。
警察は群衆に言います。「リーダーは、どいつだ!」
群衆は言います。「リーダー?確か名前が、土井つう奴だよ。」
警察は言います。「どいつう奴は、どいつだ。」
群衆は言います。「ボンって音がして壁が崩れて消えちまったあ。」
喧嘩できれば何でも良い的な行動は、
私が勝手に持つドイツのイメージじゃないんですよね。
申し訳ないけど、どちらかと言えばロシアなんですよね。
人の衝動的な気持ちから来る行動を変える方法として
一旦他のことに気持ちを向かせることは
結構有効かも知れませんね。
子「もう一回乗りた~い。乗りた~い。」
親「そんなに楽しかったんだ。」
子「乗りた~い。乗りた~い。」
親「また乗ろうね。キリンさんと像さん好きなんだよね。
もう少しで建物の中に帰るんだって。
先にキリンさんと象さんを見てからにしようっか。」