心の扉 神戸カウンセリング花時計

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個性と規則

2014年04月15日 | 心理カウンセリング




私達がある時に定めた心の規則は、

その後の私達の感情、

行動、思考や認知の仕方に

大きな影響を与えます。



私達は、DNAの違いはあれど

誕生した時には、

一人一人に大きな個性の違いはありませんが、

やがてハッキリとした違い(個性)を

見て取れるようになります。



精神分析を創始したフロイトは、

その成り立ちを3つの段階で説明しています。



イド

本能的欲求衝動の源で

睡眠欲、食欲、性欲、悲しみ、怒り、喜び等が、

ここから発動され、

乳幼児は、この塊と言えます。



機能の目的は、

欲求を満たし不快を解消することを目的にしています。

そして、道徳、倫理、秩序等を考慮することなく

衝動を発動します。


すこぶるシンプルな

人が生きるための力です。



自我

乳幼児は、自分の欲求が必ずしも直ぐに

満たされるとは限らないことを体験から学び、

欲求を満たしてくれる対象を探したり

対象にアピールしたり、

行動を起こすようになります。



そして、

自分の欲求を最大限に満たすための

判断が加わるようになります。


今、直ぐに欲求を満たす。

今は我慢して後の大きく満たせる方を選ぶ。

欲求が満たすことが出来ないから我慢する。



おもちゃ売り場の前で

どうしても買ってもらいたいと

泣きながら駄々をこねる。

(欲求を直ぐに満たそうと)


母親に

「言う事を聞かない子は、もういらない。

誰か他の人にもらってもらうよ。」

と言う言葉を、

言葉通りに受け取ってしまい


「欲しい気持ちを素直に出すことは

凄く恐ろしいことになる。」

と感じて

自分のストレートな気持ちを

常に抑圧するようになったとしたら

心の規則を持ったことになります。



超自我

この段階では、私達が生きて行く社会の

ルールや倫理や道徳を学び取っていきます。


これらを最初に

誰から学び取るのかと言うと

養育者から学び取っていきます。



昔から

子供は親の背中を観て育つと言われますが

養育者からの言葉だけでなく

非言語からも自然と学び取ることになります。



養育者から

社会で生き抜くための方法を

学ぶことは自分の為にも有益ですが、

それ以上に

求めてやまない養育者からの愛情を

失わないように、もっと感じるために

学び取ります。



この時の養育者から学ぶ

社会で生き抜くためのルールや道徳観は

養育者の色が付いたものです。



こうして、

いくつもの個人の心の規則を

内在化していきます。



そして、

内在化した心の規則は、

個人の感じ方、考え方、行動の仕方、

認知の仕方、判断の仕方、

発想の仕方など、

様々なものに影響を及ぼし、

それが個性となって表れます。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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