心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

キャラクター

2020年05月18日 | 雑感・愚見

2019年の夏 アメリカ・カリフォルニア州の

高級ピアノ店に強盗が押し入ったのですが、

この強盗犯は、他の強盗犯とは違っていました。

 

高級ピアノ店に押し入った強盗犯は、

お金にも高級ピアノにも一切目もくれず

ピアノとセットで置かれていたミッキーマウス人形だけを

奪って去って行ったそうです。

 

この犯人の男、逮捕されたら罪状は強盗罪で裁かれるので

ミッキーマウス人形がかなりのプレミアム付きでなければ

得た物とリスクのバランスが相当悪いような気もするのですよね。

病的なミッキー人形マニアなのかもね。

 

日本でも2017年の2月に岐阜県で

証明写真機に取り付けられているカーテンを盗んだとして

新聞配達員の男が逮捕されたのですが、

犯人の男の自宅からは男が盗んだとみられる

それぞれデザインの違うカーテンが100枚以上見つかりました。

 

また2016年の11月頃から神戸市の二つ隣りの西宮市では、

不燃ごみの回収に使われるプラスチック製のコンテナが

次から次へと盗まれてその数は三か月で200個以上。

 

ミッキー人形が好きで好きで辛抱できずは、まだ分かります。

カーテンにもマニアがいてもおかしくないかなとも思います。

プラスチック製のコンテナは分からんなあ。

同じデザインのコンテナですからねえ。

 

売りさばいてお金にすることを目的だとしても

新品でも一個の値段は安いし、嵩張るし、

得られるものとリスクのバランスが悪すぎませんか。

 

コンテナを盗んだ犯人は、

社会とか近所の人達への嫌がらせ目的と考える方が

しっくりくるのですが、どうなんでしょうね。

 

この先にコンテナ窃盗犯が逮捕されて

「いや~あの直角が、安っぽさが、汚れが、堪らなく良いんです。」

などのような、まさかまさかの供述をしたとするなら

多くの人とは角度の違う見方や美的センスの持ち主なので

エネルギーの方向性が少し変われば、

小説家とか美術家とかの才能が発芽したりしてね。

 

子供の頃にヤモリの尻尾や松ぼっくりのようなものを

箱に入れて大切にしていた経験がある人もいるように

誰しもに他の人からすると全く価値や興味がないものに

心惹かれる種を持っているのだと思います。

 

自分だけではと思うようなモノに価値を感じていたとしても

法律違反や周りに迷惑をかけたり

自分以外の人にしわ寄せがなければ、

恥ずかしがったり負い目を感じる必要はありませんから

堂々とそれを楽しみ人生を豊かにして欲しいと思います。

 

また自分達と違ったことに興味を持つ人に

面白いと興味を持つことはあったとしても

その人を否定したり馬鹿にするのもおかしなことです。

 

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バットマン参上

2020年05月16日 | 雑感・愚見

2013年 イギリス・ブラッドフォードの警察署に

バットマンに扮した男性が詐欺で指名手配されていた男を

引き連れて現れました。

 

バットマンは、警察に指名手配されていた男を引き渡し、

「あなたたちのために捕らえた。」とだけ言うと、

マントを翻しさっそうと立ち去りました。

 

かっけえーーー!

 

指名手配犯を放り込まれて去られたら

警察としてもバットマンから色々と聞きたいことがあるはずなので

何かと困ることが有るかと思うのですが………。

 

でもまあ本当に聞かなければならないことが出てきたら

かなり目立つ格好なので防犯カメラや聞き込みetcで

バットマンに扮した男性の元に辿り着けるでしょうから

「まあ良いか。」ってなもんでしょうか。

 

私がそれぞれの国民性について持つイメージが

アメリカ人は、カウボーイのヒーハー的なノリが好きで

イギリス人は、紳士のイメージだったので、

この出来事がイギリスの出来事だったのが意外でした。

 

私だけなんでしょうか?

上と同じことを日本人が仮面ライダーとかウルトラマンとか

ガンダムとかゴジラの着ぐるみを着てやる人が現れたら

その人に拍手する気持ちより先に

お調子者的な印象が先に来るのは何故なのか?

 

なんて思っていたら、

その疑問を解決してくれるかもしれない

各国の国民性を表した一つのジョークを思い出しました。

 

ジョーク

世界各国の人々が乗った豪華客船が沈没し始めています。

船には乗客全員が乗れるだけの脱出ボートの数が足りず

乗客が全員殺到すると脱出ボートも次々と沈没しかねません。

 

海に飛び込んで救助船を待つ勇者になってもらう人が必要なので

船長は乗客に声を掛けます。

 

アメリカ人には、「飛び込めばヒーローになれますよ。」

イギリス人には、「こういう時に海に飛び込むのが紳士ですよね。」

ロシア人には、「ほらあれウォッカの瓶じゃないですか。」

イタリア人には、「あそこに美女が泳いでいます。」

フランス人には、「決して海には飛び込まないで下さい。」

ドイツ人には、「規則ですので海に飛び込んでください。」

中国人には、「美味しい食材となる魚が沢山泳いでいます。」

日本人には、「皆さんはもう飛び込みましたよ。」

船長が韓国人に「日本人はもう飛び込みましたよ。」と

言おうとするのをある男が制止しました。

「関わらない方が賢明だ。後で服が濡れたと謝罪と賠償を要求される。」

 

このジョークは西洋人が作ったものらしいので

バットマンをやりそうなのはアメリカ人の私のイメージは、

少数派のイメージではないようです。

しかし、このジョークで語られているフランス人の国民性が

意外と言うか知らなかったと言うか、へえ~そうなんだって感じです。

 

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足るるを知る?

2020年05月14日 | 御挨拶

2007年のドイツで、亡き妻が生前に好んで購入していた宝くじを

亡き妻を偲んで習慣的に購入した男性が3億円に当選しました。

しかし、その男性は既に妻がいないので使い道がないと言って、

当選金の受け取りの権利を放棄したのだそうです。

 

何も当選金の受け取りを放棄せずとも

自分や自分の子供達のもしも何かあった時のために

銀行の口座にプールしておくとか、

社会貢献に役立てることも出来るとは思うのですが、

その男性の選択は当選の権利を放棄。

 

男性は宝くじに当選した時のことは、

全く考えもしていなかったんでしょうね。

宝くじを購入することで亡き妻の一部に

触れることが出来ていたのではないかと思うのです。

 

当たるはずが無かった宝くじに当選したことで

当選の権利を放棄する自分を知ったことで

男性は、これ以後の宝くじを購入はどうするのでしょうか。

 

亡き妻に代わり自分が当選を射止めたので購入を止めるのか、

亡き妻を少しでも近くに感じるために

当選しても権利を放棄する宝くじを購入し続けるのか、

男性にとっては宝くじに当選しなかった方が良かったのかも知れません。

 

素晴らしい出会いをし素晴らしい結びつきとなり、

素晴らしい時を持てたとしても、必ずや終わる時がやって来ます。

 

その関係が素晴らしければ素晴らしい分だけ

別れの時には大きな悲しみと寂しさ等、

色々な感情と向き合うことになります。

 

人が嫌いなわけではなく、人が怖いわけでもなく、

むしろ好きなのに未来に体験する辛さや悲しみを避けようとして

誰ともあまり親しくならないようにと距離を取る人がいます。

 

幼い頃に大好きな親との別れを経験したのかも知れませんし、

あるいは大好きな友人との別れを経験したのかも知れません。

そして、あんな悲しい想いをしたくないという気持ちが

幼い頃の無意識に刻み込まれて孤独の代償と引き換えに

悲しみや辛さから自分の心を遠ざけることに成功します。

 

それも個人の尊重するべき一つの生き方ではあります。

ではあるのですが、

私達の身体が存在するのは過去でもなく未来でもなく

今にしか存在しません。

 

過去や未来に気持ちを奪われ続けることで

今を体験して今を感じることを疎かにすることは

心の引きこもり状態のようなものかもしれません。

 

どんな名作映画を見ても、どんな名曲を聞いていても

心がそこに無ければ感動することはありませんし、

どんなに美味しい料理を食べていたとしても

美味しさは半減してしまいます。

 

過去を時折除くのは、

今をより素晴らしい瞬間にするためであり、

未来をちょこっと覗くのは、

やりがいや期待と共に今を過ごすためです。

 

過去や未来に心を奪われたままでいることは

仮想現実に生きているようなものです。

 

心の壁が自分の心を護る防壁ではなく

自分を閉じ込める鉄格子にしてはなりません。

 

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嫌がらせ電話

2020年05月12日 | 雑感・愚見

1987年 高知県に住む45歳の主婦が

不倫相手の男性の妻に嫉妬して10年間に3万回もの

嫌がらせ電話をかけた容疑で逮捕されました。

 

妻がこの凄まじい電話攻撃に見舞われていた当事者の男性は、

浮気相手の執拗に繰り返された妻への嫌がらせ行為に全く気が付かずに

浮気相手との逢瀬を重ねていたようです。

 

突然浮気相手が逮捕されたことを知った時、

どんな気持ちになったんでしょうね。

 

10年間に3万回の嫌がらせ電話と言うことは、

毎日8.2回強の電話をかけたことになるので

どれ程の時間と電話代金に費やしたんでしょうね。

 

仮に毎日8回、時報に電話をかけ続けなければならないとなると、

1週間どころか2,3日でギブアップしそうですが、

逮捕された女性は10年間ですからね。

情熱はとんでもない行動をも持続させる力を持つようです。

 

不倫相手の女性が何もかもぶち壊してしまうほど

男性にのめり込んでしまったのは、

「妻とは上手くいっていない。」「もう妻には愛情がない。」

「君と人生をやり直したい。」等の様な

不倫に良くある甘い言葉をかけられていたとは思うのですが

それにしてもですね。

 

ただ毎日かかってくる不快な電話について

男性は気が付いていなかったということは

妻から何の相談もなかったということなので

夫婦の仲は本当に冷え切っていたのかもしれません。 

 

なかなか離婚に踏み切らない男性に業を煮やした女性が、

関ケ原の合戦で徳川家康が松尾山の小早川秀秋に

参戦を促す鉄砲を放ったのと同じように

男性に行動を起こさせるために動いたのかもしれません。

 

夫婦関係で不足している部分を補ってくれる相手との

不倫関係は遠くから青く山肌に白い冠を被った富士山だけを見て

美しいと楽しむことができるようなもので

相手の魅力的な部分を全てだと思い込んでしまうと

のめり込んでしまうのかも知れません。

 

独身の女性が既婚者との不倫を度々繰り返す場合には、

もしかすると自分の茶色のゴツゴツとした部分を

相手に見られたり知られたりすることを恐れて、

関係が発展することを回避するためかも知れませんし、

 

親や兄弟が不幸であったりすると

自分だけが幸せになることへの罪悪感が

無意識にそのような選択をしているのかも知れません。

 

とにかくその不倫が報われる恋となるのか、

報われない恋で終わるのか分かりませんし、

私には不倫の是非についてどうこう言う事が出来ません。

 

しかし、

夫婦の二人は長く一緒に暮らしていく中で

山あり谷ありで色々とあるかと思いますが、

互いの茶色でゴツゴツした岩肌を

愛おしいと感じられる関係を築けるかどうかが

大切であることは確かなようです。

 

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花薫る

2020年05月11日 | 雑感・愚見

今年の春は、新型コロナ騒動で名所巡りにも花見にも行けずで、

出汁抜きの味噌汁のような物足りなさを感じる季節となってしまいました。

 

私達が新型コロナ騒動で社会が揺れるなかで、

いつもと変わらずに近所のあちらこちらで咲く花が

物足りなさを少し埋めようとしてくれているように感じますし、

「大丈夫。きっといい方向に向かうよ。」

と微笑んでいるようにも思えます。

緊急事態宣言以後、日々感染者が増加して

全く先が見えなかった不安な状況から

感染者の増加傾向が止まり減少傾向に転じ始めて

新型コロナ騒動の終焉が見えてきたようにも思えます。

 

このまま収束してもらいたいものですが、

世界中に猛威をふるったスペイン風邪の際に

日本においては寒い季節に大流行し春に収まるといった具合に

三度も流行を繰り返しているようなので

今回の新型コロナ騒動が収束したとしても

まだまだ第一波が収束したに過ぎないと

私達は、心構えをしておくことが大切かもしれません。

 

全く想定していなかったり、気を緩めた時、安心した時に

食らった時の精神的ダメージが大きく感じるもので

心構えがあると乗り越えられるものでも

乗り越えることが出来なったりすることがあるからです。

 

スペイン風邪の際には世界的に多くの死者を出すことに繋がった

要因の一つに医療体制が崩壊したことがあげられていて、

日本において40万人近くの死者を出し死亡率は1%近く、

これを現在の人口に当てはめると

120万人の死者出すことになるようです。

 

そうならないために医療体制が崩壊しないように

医療機関は繊細なバランスを取りながら

命が危険にさらされる中で治療を行っているようです。

 

当時と違うのは、経験を踏まえた医療体制を持っていること、

そして、当時は正体不明だったウイルスの感染判定が出来ること、

ある程度の効果が有ると思える薬を有していること、

多くの日本国民が上手くやっていること等から

同じ規模の被害とはならないとは思います。

 

そして、スペイン風邪を参考にすると第二波の流行が起きたとしても

第二波が第一波の10分の1の感染者数となり、

第三波はさらに第二波の10分の1の感染者数となって

どんどん規模が縮小しているようなので、

 

今回の新型コロナ騒動の日本の様子を第一波すると

第二波の流行が無い可能性もあるかと思うのですが、

そうなってくれることを期待をし望んでもいますが、

せめて第二波までは心構えをしておく方が無難かと思うのです。

 

そして、来年に順延された東京オリンピック。

来年の話をすると鬼が笑う何て言いますが、

開催時期に第二波が発生した場合には再順延とはならずに

完全中止になる可能性が大なので気になる所です。

 

中孝介「花」

 

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マニア

2020年05月10日 | 雑感・愚見

作家の葉山嘉樹と言う人物は、無類の釣り好きだったようで

妻から「首を吊りますか?魚を釣りますか?」と責められても

収入源の小説の執筆をさぼっては釣りに出かけていたのだそうです。

 

小説の執筆で収入を得ていたので

釣りは趣味で小説の執筆は仕事となるのでしょうし、

私は、この方のことを良く知らないのですが、

多くの作品や著書も残しているようなので

 

葉山嘉樹さんの妻の言葉は、

明日の食べ物を買うお金がないというような

生きるか死ぬかの瀬戸際だったと言うよりも、

もっと仕事に真面目に取り組みなさい的な

意味があったように思えるんでがどうなんでしょうね。

 

私の勝手な想像ですが、

葉山嘉樹さんは、座って半畳寝て壱畳で

お金を沢山得ることにさほど興味がなく

ほどほどに収入を得て、後は大好きな趣味を楽しめれば

人生こんな素敵なことは無いと思っていたのかもしれません。

 

また奥さんの方は、夫の葉山嘉樹さんの生き方を

野放図的、酔生夢死的、怠惰的と捉えて、

共感できずにいたのかも知れませんし、

毎日のように言って尻を叩いていなければ

とことんまで仕事に手を付けない人だったのかも知れません。

 

もし奥さんの言葉通りに葉山嘉樹さんが

明日食うお金に困る生活となっても釣りに熱中していたとするなら

これはもう釣りマニアと言うより依存症だった可能性も出てきます。

 

葉山嘉樹さんに限らず、

本人が趣味に熱中しているだけだと思っていることが

実は依存症だったなんてこともあるんですよね。

 

せめて緊急事態宣言が解除されるまでは

「やめておこうよ。」と多くの人が思うなかで

有名な登山家ジョージ・マロリーの

「そこに山があるから。」の名言宜しく

そこに、あそこに営業中のお店があるからの如く、

 

「暇で死にそうだから。」「ウイルスに感染したらした時だ。」

「感染して死んだら、それが自分の運命だと割り切るよ。」

なんて言いながらパチンコに通う人達のなかにも

実は依存症の人もいるのではないでしょうか。

 

それが趣味のレベルなのか依存症のレベルなのかは、

●仕事や勉強に身が入らずに何より趣味を優先してしまい

 生活に支障をきたすまでになっている。

●それをしなければ(それがなければ)気持ちが落ち着かない。

●やめようと思っても止められない。

 

葉山嘉樹さんが趣味に没頭していたのか、

依存症であったのかを判断するためには、

妻や自分の子供が自分と同じレベルで釣りに嵌ることを

喜べたのかどうかが分かりやすいかも知れません。

 

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藪蛇

2020年05月08日 | 雑感・愚見

1987年 山形県労基局にある主婦が

「夫の帰りが毎日遅い。会社が労基法に違反している。」と訴えました。

その訴えを受けて監査官が出陣!

その結果、夫は仕事終わりに浮気相手の元に通っていたことが判明。

 

おそらく労基局に訴え出る前には夫の身を案じた妻が

「いくら何でも働き過ぎなんじゃない?」

「残業手当も貰えてないし、最近会社の扱い方酷くない?」

と言った感じで再三意見を言っても

夫の反応はいま一つで、夫の帰りも遅いまま。

 

夫が会社に言い辛いのであるなら

妻である私が夫の身体を守らねばと

労基局に申し出たら、よもやよもやの浮気発覚!

 

夫婦間で処理すべき浮気問題が会社にまで知れ渡り、

妻としては、夫の浮気が露呈した限りは

何らかの決着を付けなくてはならないでしょうから

妻にとって良かったのか悪かったのか………。

 

その全ての真実を明らかにしたり把握することが

幸せと直結しているとは限りませんが、

相手の嘘や誤魔化しを少しは察知出来た方が良いですよね。

 

人の嘘や誤魔化しを完璧に見抜くことは無理ですが、

「ん?」ってな感じで違和感を察知することは可能です。

 

人は、心が平静でいられることを脅かされる状況になると

心の平静を取り戻すために、その要因を自分から遠ざけるか、

その要因から自分が遠ざかろうとします。

 

相手が嘘や誤魔化しをしようとしている時にも

相手の会話内容に上と同じ反応が起きることが多々あるので

それを観察することで相手が正直に話しているのかどうかの

判断材料の一つにすることが出来ます。

 

例えば、「あなた浮気していない?」の問い掛けに対して、

相手は「している。(イエス)」or「していない!(ノー)」で

答えることが出来ます。

 

浮気をしていても、していなくても

相手からの答えは「していない。(ノー)」となるとは思うのですが、

この時、相手の答えがどうであるかではなくて

答え方がどうであるかを観察することが目的です。

 

例えば、相手が目が泳いだり、返答の仕方に落ち着きあるかどうかを

観察することが出来ます。

 

この時に相手の反応をより観察しやすくするためには

本命の浮気の問い掛けをする前に

取り留めのない会話をすることで相手を無警戒な状態にしてから

おもむろに「ところであなた浮気していない?」のように

本命の問い掛けを放り込んでみる方が、

より相手の反応を引き出しやすくなります。

 

相手の非言語の反応に違和感を観察するだけでなく、

相手が嘘や正直な返答をしていない場合には、

自分の返答(嘘や誤魔化し)に自信が持てない不安感から

相手を納得させようとする気持ちが働いたり、

納得したかどうかを確かめたい気持ちが働き、

「イエスorノー」以外の余計な言葉が付け加えられます。

 

「えっ俺が浮気をしたって?」

「えっ何をおかしなことを言っているの?」

「何でまた浮気をしているって思うの?」等々。

 

また会話の内容が別の内容に移し替えようとしたり、

眼を見て話そうとしないことが多く見られたり、

変な間があったりするのが観察できたりします。

 

会話の内容が別の内容に移し替えようとしたりするのは

危険な状況から自分を遠ざけようとする逃走反応の一つですし、

 

眼を見て話さないことが多くみられるのは、

自信の無さ、不安の現れですし、

変な間があるのは頭の中で偽の物語を作っていることの現れです。

 

このような不自然な反応を観察できたら

嘘や誤魔化しである可能性が高くなるのですが、

ここで「あなたは嘘を言っている!」とか

「あなたの言っていることは信用できない!」等のように

直接的に追及して相手を追い込むと、

相手の闘争反応を引き起こして俗にいう「逆切れ。」を

引き起こす場合があるので、さらにひと工夫。

 

相手の嘘や誤魔化しに乗っかって、

相手の頭の中で懸命に創作した物語を多く話させることが出来ます。

その際には「だったら○○はどういうことなの?」と言うように

相手が「イエスorノー」で答えることが出来ない問い掛けが有効です。

 

そして相手が頭の中で作った物語を数多く引き出し、

自分の頭の中で時系列で整理しておいて、

「そうなの。分かった。」なんて一旦了承して

別の取り留めのない会話へとしばらく戻して

相手の緊張を緩めてもらいます。

 

実際にあった内容や正直な内容の場合は、

間に違う話が食い込もうが、緊張がゆるもうが、

記憶がしっかりしているのでブレがありませんが、

 

嘘や誤魔化しで急遽創り上げた物語の場合には、

ただでさえ話した内容を細かく正確に覚えていることが難しいのに、

安心して気が緩み別の会話に割り込まれると、

少し前に話した内容ですらあやふやな記憶となったり

忘れてしまう可能性が高くなります。

 

それをさらに効果的にするために、

相手に話させたものを自分の頭の中で時系列で整理したものを

時系列を逆にして問い掛けることで

相手は混乱して違和感のある反応を引き出しやすくなりますし、

少し前に話した内容自体を正しく話すことが難しくなります。

 

仮に夫が優秀で奇跡的に同じ内容を繰り返せたとしても

「あれ、さっき言っていた内容と違うけど。」

なんてカマをかけたりすると不自然な様子を見せたりします。

 

相手の心の中の嘘や誤魔化しを完璧に判明することは

無理ですが、それらの反応を観察することで

それまでよりも相手の行動をより警戒することが出来ますし、

バレたかもと思わせて相手の行動を制御することにも繋がります。

 

どんな馬鹿でも真実を語ることはできるが、

上手く嘘をつくことは

かなり頭の働く人間でなければならない。

by バトラー

 

誰かが嘘をついていると疑うなら信じたふりをするがよい。

そうすると彼は大胆になり

もっと酷い嘘をついて正体を暴露する。

by ショウペンハウエル

 

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ミッチェル司法長官

2020年05月06日 | 人物

1972年 ウォーターゲート事件で疑惑の渦中にあった

アメリカのミッチェル司法長官の妻は、

夫に「仕事か私か」と迫ったそうです。

 

妻の夫への決断を促す問い掛けが夫の気持ちを動かしたのか

ミッチェルは司法長官を辞任して

世間にウォーターゲート事件の内情をぶちまけました。

 

1972年の大統領選挙の最中に

当時野党であったアメリカ民主党の本部に侵入して

盗聴器を仕掛けようとして逮捕された犯人が

ニクソン大統領の再選委員会の関係者であったことが

判明したことでアメリカ中が大騒ぎになりました。

 

この事件の舞台となった建物の名称が

「ウォーターゲート・ビル」であったことから

ウォーターゲート事件と名付けられました。

 

この頃まだ子供であった私ですら

ニクソン大統領が何かしでかしたということと、

「ウォーターゲート事件」と言う事件の名前位は、

自然と記憶しているのですから

日本でもかなり報道されていたのだろうと思います。

 

ミッチェル司法長官に決断を迫った妻の言葉ですが、

日本の一般家庭でも残業続きで毎日帰りが遅い夫に対して

堪忍袋の緒が切れた妻から

「あなたは仕事と家庭、どっちが大事なの!」

なんて迫られた話は良く聞いたので、

上の様な妻からの問い掛けは国際的に定番なのかもしれません。

 

この問いかけに対して単に仕事と答えのは論外ではありますが、

家庭とか妻だと答えると、今後の夫は会社での立場がどうであれ

それを証明する行動を取らなければならないので

夫にとっては厳しい問い掛けとなりそうです。

 

結婚の何年後に妻から提示されるであろう

避けては通れない定番の問い掛けは、

夫にとっては登竜門であって上手く答えられるかどうかで

その後の家庭の雰囲気が違ってくると思われるので、

 

夫は、新婚時代からこの質問に対して

考えに考えて捻り出した答えを準備をしておいた方が

良いのかも知れませんが最近はどうなんでしょうか。

 

最近は、会社は従業員に残業をさせないように

血眼になっているようなことを報道でよく耳にするので

上の様な国際的に定番の妻からの問い掛けは、

これから耳にすることは無くなっていくのかも知れませんし、

もうすでに一昔前の家庭の会話となっているのかも知れません。

 

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アイゼンハワー大統領

2020年05月04日 | 人物

アメリカ34代大統領のアイゼンハワーの妻は、

結婚当初、殆ど家事が出来ていなかったようで

月に100ドルの士官時代のアイゼンハワーは、

節約のために妻の服を縫ったり、

ドレスを縫うこともあったのだそうです。

 

現代の日本も親と同居生活をしていた女性が

家事全般を殆ど経験がないまま結婚するケースも多いようなので

そんな女性の中には、お米を洗剤で洗ったり、

砥いでも砥いでも水が透明にならないので

お米の旨味の元でもあるデンプン質やタンパク質の部分を

殆ど砥ぎ落すほど長い間砥ぎ続けていたなんて話も聞くので

日本もアメリカの価値観に似てきたのかも知れません。

 

昔の日本では、お嫁に行っても恥ずかしくないようにと

早くから女性は母親から料理、掃除、裁縫等の家事全般を仕込まれ、

年頃になるとお茶やお花や着付け等を習いに行っていたようです。

 

そして、昔は家の料理の全権が姑から妻に渡されることで

家の代替わりが行われた感があったほど

台所を任されることは重要なものだったと聞いたことがあります。

 

そのような台所が女性(妻)にとって聖域であるかのような

現代では死語化している「男子厨房に入るべからず。」

なんて言葉もありました。

 

この言葉の元は、中国の「孟子」の言葉が元になっていると

言われているようですが、日本で言われ始めたのが

江戸時代末期か明治時代の初め頃かと思われます。

 

この頃、一家の主として男性が威張っている

亭主関白の家が多かったのですが、

台所での作業中に母娘、嫁姑、お手伝いさん同士等、

亭主には内緒の女性同士の秘密の話が交わされていたようで、

一家の女性達の聖域化した台所に男性が

足を踏み入れさせないようにするための意味もあったようです。

 

男女とも結婚するための資格や免許なんて必要ないんですから、

お互いが堂々と初心者マークを付けて互いを思い遣り、

時には夫は妻の役割を、妻は夫の役割を担いながら

慌てずに少しずつ良い家族になっていけば良いのかなと思うのです。

 

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性同一障害

2020年05月02日 | 雑感・愚見

1998年のカナダで銀行強盗する時には男性、

逃走する時には女性に早変わりして

警察の捜査から逃れていた男性(49)が逮捕されました。

 

余罪は30件。犯人の男?女?は、

男性から女性への性転換者だったとのことです。

 

私の勝手なイメージでは、

自分の脳と身体の不一致で悩み苦しんで性転換手術をした人は、

他人の眼が有ろうが無かろうが、

元の性の装いをすることってあるんでしょうかねえ。

どうなんでしょうかね。

 

私の勝手なイメージが大きく間違っていないとするなら

性転換を銀行強盗に役立てていた上のカナダの男性?女性?は、

性同一障害者ではなかったのかも。

 

でもなあ。犯罪をするためだけに性転換したのなら

その努力には頭が下がる………のも変ですよね。

私も混乱してきたようです。

 

ちなみに男性から女性に性転換手術をしただけでは

女湯に入ると法律違反となり、戸籍まで変えていると

法律違反にはならないようです。

(女性から男性への性転換の場合も同じ)

 

でもなあ。これもまたなのですが、

仮にですが合法的に堂々と女湯に入るためだけに

何百万円もかけて男性が女性へと性転換した豪傑がいたとしたら

馬鹿すぎると言うか愚かすぎると言うか、

あまりにも悲哀を感じるので女性の皆様、

戸籍が男性のままの場合には、無罪とまで行かなくとも

刑罰を軽くすることを許してあげて欲しいな。

(その努力を他のことに向けてもらうことを奨励しますが。)

 

さてですが、

出生時の身体的性別に違和感を感じ、

長い期間悩み苦しみ続けている状態を性同一障害と言います。

現代において性同一障害者に対して理解者が増え、

性同一障害者が差別や攻撃されることは少なくなっているように思います。

 

原因として精神的心理的なことが要因となる場合もありますが、

それは一部であって他の要因も数多く考えられていて、

簡単に原因はこうだと言えるものではありません。

 

身体的な性と自己意識の性が一致していて

異性に対して性的な興味が持てなかったり、嫌悪感を感じる場合は、

性同一障害とは別の要因によるものだと考えられますし、

そのことを本人が問題と感じていなければOkかと思われます。

 

また誰しも男性の内側に女性の性質を、

女性の内側に男性の性質を内在しているので

自分の内在する異性の一部分を探り出したり、発見したとしても

性同一障害ではと不安に思ったり悩んだりする必要はありません。

 

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