日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

新庄選手にみる「セルフプロデュース力」

2006-09-28 22:17:47 | アラカルト
先日のエントリ「『美しい国』か・・・」にコメントを下さった、lupinさん、ありがとうございました。
お久しぶりです。
日本自体は、国土としても緑豊かですし古都などの風景など「美しい」所がいっぱいありますね。
「人の品格」というのでしょうか?それも確かに素晴らしいと感じるところがあります。
まぁ、他のコメントをくださった方のように「匿名性」による暴力などもありますが・・・。
ただ、「お金儲けの上手い人」や「(実態のわからない)雰囲気ハイソ(=上流社会)」に注目される傾向は「美しい国」の姿なのかな~という疑問があります。

昨日、パリーグのレギラーシーズン1位が日本ハムに決まった。
北海道の日本ハムファンのみなさま、おめでとうございました。
そして、この春引退を表明していた新庄選手の引退セレモニーもあった。
「引退セレモニー」については、イロイロなことがあったようだが・・・部外者には分からないことなので、なんともいえない。
それでも、新庄選手というスポーツ選手を見ていると、「セルフプロデュースが上手い」と言う気がする。

野球とは関係のないスタジアムでのパフォーマンスには、イロイロ言われていたようだがエンターティメントとしての野球の楽しみを増やしてくれたように思う。
何より、野球に興味を(まだ)持っていない若い女性や子供たちを、スタジアムに行きやすい状況を作ったことは、野球そのものの人気の底上げとなったのではないだろうか?
引退を発表した時も「サッポロドームを(観戦者で)いっぱいにしたいと思っていた。それが出来たから」といったことを、話していたように記憶している。
「人気者」としての自分のチームでの役割と、野球選手としての役割というものをその場その場に応じて時には演じ、懸命なプレーをしていたように感じるのだ。

「場の空気を読む」ことに長けているだけではなく、「自分を見せる方法も手法も知っている」そんな印象がある。
その意味で、新庄選手の「セルフプロデュース力」は、野球の実力以上にあるように思う。
真似をする必要はないが、参考になるところもありそうだ。