日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

名古屋ショックが与えたモノ

2011-02-12 20:35:12 | 徒然
6日に行われた名古屋のトリプル選挙。
世間の注目は、名古屋市長に再選された河村さんと愛知県知事に当選した大村さんのようだが、本当のトコロは選挙結果がでた翌日一斉解散となった名古屋市議の皆さんなのでは?と、思っている。

テレビの選挙速報に出演していた前宮崎県知事・東国原さんは、「議員活動で一番お金がかかるのは、冠婚葬祭などで電報を打ったりする費用なんです。支援者の皆さんからお願いをされると、しないわけにはいかないので・・・」と言う内容のコトを話していらっしゃっていた。
この話を聞いて思い出したのは、母の葬儀の時だ。
確かに、市会議員さんから弔電がきていたような記憶がある。
でも、我が家からお願いしたコトは無い。
そもそも葬儀の前後と言うのは、そんな暇など無い。
田舎ですらそんな状態なのに、大都市部と言われる名古屋でそんなお願いを市会議員さんたちにするご家族と言うのは、よほど懇意な関係にある方たちだけではのような気がする。
そんなトコロへ使うお金があるのであれば、もっと熱心に地方行政のために働く姿を見せて欲しい、と思っている。

思っているのだが、そんな姿もまた見た記憶が無い。
私だけかと思っていたら、朝日新聞に「だらしないね地方議会 言いなり5割、議員提案なし9割」と言うタイトルの記事が掲載されていた。
記事を読むと、なんと体たらくな議員さんばかりなのか?と嘆かわしいを通り越して、唖然としてしまうのだ。
これでは「チェック機能としての地方議会」と言うのは、「絵に描いた餅」では無いだろうか?

そんな地方議員さんたちにとって、今回の「名古屋(市議会解散)ショック」と言うのは、大きかったのでは無いだろうか?
「地方議員をしている」と言うコトで、地元の名士のような気分もあっただろうし、選挙活動以外の目立った活動をしなくても議員と言う身分が保障され、それなりの報酬+政務調査費が任期中は安心してもらえたのだから。
それが「市民が議員をチェックする」と言うカタチで、リコール運動をしたり、解散に賛成したりできる、と言うコトが分ってしまったのだ。

それにしても、我地区の市会議員さんたちの普段の政治活動って、一体どんなコトをしているのだろう?
当選後、まったく姿を見たことが無い議員さんばかりで、個人的には、そちらに興味が湧いてくるのだが・・・。